tsumazuki no ishi「PINK PUNK FILM Ⅰ」
＠新井薬師・ウェストエンドスタジオ (1996/6/26-30 8ステージ）
前売2800当日3000
作・演出：寺十 吾（じつなし さとる）
1996/6/28(土)2:05-4:20PM 晴 2列めから 客席7割(60人）
客入れ。薄暗い客席。背面の壁スクリーンには、走る電車からの線路の画像と音
延々。上手。白シャツ、黒ズボン、剃髪の男が素振りを繰り返している。劇中、
このスクリーンには街、排水溝の流水などBGVのように流される。
お話。追われている男達の逃避行。それゆえ責められる妻達。その不条理な展開
とどまらぬイメージがゆったり、また唐突に展開。醒めてみた夢みたい、現実と
夢想の境目なし。死んだものは生き返り、地は割れ、思念の自己と対峙したり。
淡々と進行する狂った展開、不条理なわからなさ加減が面白かったねこ。ビジュ
アルな面の唐突さも油断ならず、○。降る無数の手紙場面など印象に残る。
続く緊張感とゆったり流れる時間が、体にはちと辛し。面白いんだけどなあ。
役者。木立（きだち）さんはちょい出。危なさ加減にぞくぞく。相川さんは変わ
らず、かわいらしい。微笑みねこ。寺十さんは声だけで残念。
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