tsumazuki no ishi 「キヨビスカ」
＠中野・ウェストエンドスタジオ (1997/5/1-5/5 7ステージ)
全自由前売り2800当日3000
作：寺十 吾（じつなしさとる）、末廣圭右 演出：寺十 吾 出演：寺十 吾
中原和宏、鈴木左恵子、宇鉄菊三、冴未麻由願、辻昭郎、山口幸一、千田泰広
高橋由希、相川直、荒木太郎、竹下香 木立隆雅
1997/5/4(日)晴れ 3:00ｰ5:00pm 前方から 客席５割(40人)
客層：20歳代前半中心。女性多め。客入れ：緩いけど、個別に誘導あり。
舞台。足場で組んだ屋台村な趣。中央に大きな月。それぞれに看板。肉の解体や
近未来研究所、パイプ電話相談所、中古楽器販売理髪店。みな不可思議。上手に
は小さな窓があるトタン家。客席にもスピーカを仕込み、臨場感。
お話。どこぞの地下。何でも依頼されれば、人の心さえ盗むという窃盗団ダダダ
普段は不可思議な商売をし、親方の命ずるまま盗人家業な彼ら。ある日、謎の女
に恋するものが現れ、亀裂が生じていく。
言葉のイメージによった前回作品よか、人、ストーリーによった舞台。牽引力は
今回のがあり。それでもどこかしら変な不可思議世界。マジックリアリズムな
面白さ。パイプ電話など奇妙な機械。肉付きが変化する女性。水子霊との交流、
脳刺されても平気な人。超絶すり。鬼っ子。福助な人。、・・とか。前半はイメージ
中心。ブルーの照明、スローモーションな動きと暗転の繰り返しを挿入。後半は
乱闘シーンで動きをみせ、謎が解けたり。前半の得体の知れなさが好きねこ
役者。寺十さん。ほとんどでずっぱりな傍観者役。台詞は少ないけど、とぼとぼと
した存在感◎。木立さん。窃盗の依頼人なおかま役。器用な域でなかったのは
残念。荒木さん。謎の女の亭主役。無表情に日本刀抜くのが恐くて○。中原さん
窃盗団団長。感情の動きがみえないけど、すとっぼけたおかしさあり。相川さん
水子霊役。かぶり物で表情？。台詞もなかったし、ものたりないねこ。
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