トリのマーク 特別な一日VOL.3「シバとタペタ娘」
＠青山表参道・ギャルリーラパン (1997/2/16 2ステージ） 完全tel予約
\1700
構成・演出：山中正哉
出演：柳澤明子、沖埜楽子
1997/2/16(日)曇り 5:05ｰ5:45PM 最前列より 客席満員(30人)
客層：20ｰ30才代。男性多めかな？。客入れ：椅子席だし、特になし。
パラレルしてる不思議な場所と人達。クールでいて暖かな、心地よい空間を演出
する、トリのマーク。場を選んでの企画公演「特別な一日」。雑司ヶ谷旧宣教師
館、武蔵小金井のギャラリーに続く、第三回目。先回、吊りをする魚人間？と少
女の交流を描いた「タペタ娘、魚を待つ」の続編。キャストは劇団の柳澤明子、
元上海太郎舞踏公司の沖埜楽子、というわくわくもの。
会場。表参道、青山通りから入った静かな住宅地。小規模マンションや民家。路
地を曲がった場所にあるコンクリート打ちっ放しな"LAPIN ET
HALOT"（うさぎと
うさぎの穴）が会場。開放ガラス窓の１Ｆギャラリー（うさぎ）から、ちと迷路
じみた階段（うさぎの穴）を降りると音楽ホールな造り。会場周囲。なんでもな
げでいて、ベランダに河童の大人形のアパート、小じゃれて美容院あったりのふ
ふふ〜んさ。
お話。なにかわからない「シバ」を探しに来たタペタ娘（柳澤）。そこの魚人間
や不思議な小動物達、そしてシバ？な女の子（沖埜）。台詞なしで描かれる出会
いな日々。
会場から見渡せる通り。遠く曲がり角から柳澤さんがやってくる冒頭、走り去る
ラスト。舞台と場を繋げる、演出◎。内外で行われる芝居に、行き過ぎるご近所
の方々、不思議そう。２人の愛らしい表情、表現が嬉しい。ぱたぱたきょろきょ
ろくるくる、表情が変わる柳澤さん。目元、口元のふくよかな表情が素敵、しな
やかな動きも○な沖埜さん。二人の目線と表情で息づく、架空の生き物達は
ユーモラス。たぶんに想像力、要するけど、それも楽しかったねこ。
音楽。今回も心地よくて、うとうとねこ。クレスプキューレ系の歌もの、Ｊ.テーラー
、マイケルフランクスなどなど。客入れはオレゴン？。
次回は5月。武蔵小金井ギャラリーブロッケン。季節もいいし、楽しみねこ。
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