前頁 ] ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 


 トム・プロジェクト「マシーン日記」

 @亀有・かめありリリオホール (1997/3/28,29 2ステージ)
 全指定 前売り当日とも 3,000円

 作・演出:松尾スズキ 美術:加藤ちか 照明:佐藤 啓 音響:藤田赤目
 衣裳:横田さやか 舞台監督:土居三郎 宣伝美術:吉澤正美
 出演:
 片桐はいり、有薗芳記、久留蝶丸、丸山昌子

 1997/3/29(土)曇り 7:15ー8:50PM 後方から 客席7割(400人)
 客層:20歳代中心、女性多め。時々、ご近所の芝居好きなおばさん。
 客入れ:初めてのホール。本多劇場を一回り大きくした感じ(キャパ610)。
 ロビーは外が見渡せる、ちとサロン風。椅子それなりあるのが○。公共ホール
 らしく制服職員がもぎりと案内。当日券席がすげえ後方なのには、うーん。

 昨年9月、初演(ザ・スズナリ)。ねこにとってもベストな作品。片桐はいり、
 有園芳樹は不動に、他2人変更(加地竜也→久留蝶丸、加藤直美→丸山昌子)。

 舞台。緞帳が歯車書いた普通の幕。つまんない。初演は縦三段スライドでマシン
 って感じだったのに。舞台はプレハブ小屋、壁が引き戸で中が開く装置。雑誌の
 女の子水着写真、べたべた、マンガ雑誌そこここ。下手の等身大写真はだれで、
 初演はあったかしら。

 お話。狂った兄の元、鎖繋がれ、狂人装う弟。恋したんだか?故に女工を強姦、
 なんでか兄は彼女と結婚。精神的鎖繋がれ状態な彼女。んな設定に登場、
 きっぱりしたのが好きな女。いじめられっ子だった女工を救った教師。きっぱり
 ダメな弟を気に入り、彼のマシンになると言う。

 初演に増す濃縮度、完成度高、役者も◎。初演から無限大遠い客席はがっくし。
 今回のキャストは○。久留蝶丸。下司でとぼけて狂ってる凄み○。松尾スズキ世
 界、解ってる印象。丸山昌子。幸薄げなとこがはまる。加藤直美の演技とダブル
 のは演出故かしら。いずれにせよ、初演とキャラはクローン。

 片桐はいり。計り知れない唯我独尊な存在感さらに。狂気が正当にあるよな、そ
 れ○。有園芳樹。切れる体の一足即発な危険さ。第三エロチカ、彼見たさに行っ
 てたの思い出したねこ。

月間一覧