トリのマーク「四万年後の火星と私」
＠六本木・ストライプハウス美術館 (1997/7/4-6 5ステージ）
全自由前売り2000当日2200
台本・演出・照明・音響・宣伝美術：山中正哉 衣装：柳澤明子、嶋守千広
出演：柳澤明子、出月勝彦、嶋守千広、山中正哉
1997/7/5(土)晴れ 7:05-8:05PM 前方から 客席７割（２５人）
客層：20才代中心。男女半々。客入れ：ロビー開場、３０分前。１Ｆギャラリーで
火星にまつわるあれこれ書いた「絵」みて時間つぶし。待ってれば、唐突にそこで
お芝居始まり。導かれるまま（整理番号順）、今回会場のＢ１Ｆへ。
クールさとのほほんさが同居、いい味わいなトリのマーク。おおよその公演を行っ
てきた美術館での公演。会場。壁のない踊り場越しに階上がみえる地下。床には
火山状の直径30cm小山がちょこちょこと。上にのっかったミニチュア恐竜や動物が、
かわいい。
お話。赤い土と岩石、草木皆無、重力が低くてな火星みたいなところ。女の子（嶋
守）は探査機（柳澤）で調査中。愛想はいいけど、チキチキばかり、もひとつ言っ
てること？？な探査機。ほかにも探査機やら、いるのかしらん。もたらされる情報
は、木こりが木を切るような音や動くという「神殿」のことで。
柳澤・探査機が表情豊かで愛らしい。ぷぅーと膨れて怒る、豆鉄砲くらったみたい
に驚き、おしゃまににやり。くるくると動く表情、ぱたぱたと走るしぐさ。なんか
のほほん気持ちねこ。とりまく世界は謎がいろいろ。はっきりとは語られないのが
不可思議で面白い。で、たまには眠くなる、夏バテねこ。時に見も蓋もなクールさ
も、「柳澤・探査機」の愛嬌といいバランスで○。
経済・政治絡みとわいえ、久々に火星探査しちゃってる今。そうさせてる動機に
こんなお芝居つくると同じ、想像力が底にあるのかしらん。としたら、なんかとても
いいムダで嬉しいねこ。
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