東京オレンジ「EXPLORER 〜Tigershot Go Space」
＠早大大隈講堂裏劇研アトリエ (1997/11/14-21 20ステージ）
全自由前売り2000当日2300
構成・演出：横山仁一 美術監督：采澤聰
出演：堺雅人、対馬よう子、泉陽二、北沢聡、野口かおる、村井邦彦 他全14人
1997/11/30(日)晴れ 6:15-8:00PM 前方から 客席満員（200人）
客層：20才代、それも前半を中心。女性過半数。客入れ：当日券はキャンセル待ち
の盛況。30人ほどいれたか。荷物預かり、誘導は、手慣れた大隈裏の手際の良さ。
東京オレンジ、劇研アトリエでの最終公演。
会場、峡谷の底に舞台。両側の谷間に客席配置。向こうが見えて恥ずかしい青山
円形劇場状態。客席の片側に支流な花道。ダムな両壁は、青、赤、黄色原色コン
ポジション。雑誌などのこじゃれた広告を貼り付け、コラージュ。壁中央のへこみは
演技スペース、その下に出入口２カ所。
構成。とりどりな群像シーンな混沌から、島宇宙な会話劇ぽつぽつ。加速するそれ
らはやがて、駆け回る追跡をもって糸を引かれるように収束。去る今と来る未来へ
の思いをユニゾンで唄うエンディングへと。行き当たりばったりな、ブラウン運動の
ような出会いと行動、出鱈目な会話で形だけ成り立つ関連性。の数多、寸足らず
シークエンスが、怒濤のハイテンポで展開する。
演劇、ゲーム、映画、そこらの生活、みたいなののサンプリング集。後半、勃発エ
チュード〜追跡のリズムが好き。ギャグにオチ無し、やり放しで中途半端な頃合い
にブラックアウト。べたつかなくて○。気持ちいい。タイガーショットものとは思わな
かったほど。
プリンス・堺さんは一歩下がり、みんな同列で個性主張。やなぎ父兄弟、３役な恒
川稔英さんが硬柔、器用に、とりわけへろへろ側が○。
［月間一覧］ |