トリのマーク「庭園の探偵」
＠六本木・ストライプハウス美術館 (1998/6/5-7 5ステージ） 全自由前売当日共2500
台本・演出・照明・音響：山中正哉 衣装：柳澤明子、嶋守千広、久保海松子
出演：柳澤明子＋ギロン、出月勝彦、嶋守千広、山中正哉、丹保あずさ
1998/6/6(土)くもり 7:05-8:05PM あちこちから 客席９割（35人）
客層：20才代中心。男女半々。客入れ：美術館の会場を舞台のお屋敷に見立てた今
回。B1F、迷路からスタート。照光した布のトンネル〜柵で囲った迷路〜足形のオ
ブジェ、「仕事中」の札つけ寝てる庭師を横目、迷路の模型を見ながら〜1F席へ。
道順（続き）1F：□い芝生床の隅に芝生柱、一部がなぜか突出した壁：お屋敷玄関
設定前でしばし待ち。主（山中）と使用人（丹保、出月）、お嬢様？（嶋守）らの
庭の異変（穴がぼこぼこ開いてる）、探偵がまたやってきたなやり取り。探偵（柳
澤）と犬（ぬいぐるみ・ギロン）のぱたぱたした動きがコミカル。５分ほどで２Ｆ
へ移動。2F:斜めったベンチ（客席）の回りに芝生の通路。お客の周囲を話し歩き
ながらお話進行。壁際で立ち見のほうが死角がなくて○。他の階同様に額に入った
芝生が壁に展示。ようやく、探偵とまともに話しをする気になったお嬢様は探偵を
導いて3Fへ。お客も共に移動。がらんとした空間に、緑のポールが３本。あとは最
後まで、そこでお芝居進行。
お話。大きなお屋敷には謎、事件があるにちがいないと探偵が列をなす始末。今日
も１人の探偵（柳澤）が相棒の犬・ギロンとやってきた。なんにもないとすげない
主の答えにもめげずに探索探索。なんか、お嬢様がこの屋の人じゃない情報を入手
果たしてそれや、庭の穴、首筋に土くれつけた使用人、などの謎を探偵は解けるの
か。トリのマークお馴染みの、こびとや巨人が日常に隠れてる、クールなファンタ
ジー。
コミカル柳澤＜＞クールな周囲の構図はかわらず。持ち味を活かし、微笑みねこ。
今回は周囲にもおかしな仕草を挿入、物語の伏線、謎の糸口に。これがなんかおか
しくてくすくす。移動する趣向。お屋敷な立体感を感じさせて○。アトラクション
としての面白味はあまりなけれど（ただ移動しただけ。B1Fの迷路は別として。）。
独特の空間：まったりとした時間とどこでもない世界の広がりは、今回あっさり薄
い印象。音楽も空間満たすまでいってないし。とうるさいこと言わずに、次回も楽
しみにしたいねこ。
|