tsumazuki no ishi 「風の玉サブロウ」
＠下北沢・駅前劇場(1998/7/3-5 5ステージ） 全自由 前売り当日共2500
作：はせひろいち（ジャブジャブサーキット）演出：寺十吾・じつなしさとる
出演：木立隆雅、日暮玩具、寺十吾（じつなしさとる）、宇鉄菊三、高橋由希、
郡賀浩司、松原正隆、冴未麻由こ、猫田直、竹下カオリ、
1998/7/4(土)晴れ 2:00-3:45PM 前方より 客席７割？（60人）
客層：20才代中心。女性過半数。客入れ：特記無し。ゆったりと埋まる客席。
不可思議な風景を映像やら混じりで現す、つまづきの石。穏やかな会話の内に非日
常を浮かばせる、ジャブジャブサーキット・はせひろいちが書き下ろしを提供した
今回。タイトルは北村想さんの案とか。
舞台。駅の外れにある自転車置き場設定。前面、木の柵、トタン屋根に自転車10台
上手、壁沿いに5台。周囲はトタンと木の高い柵で囲われ、いかにも風。中央、出口
脇のトタン壁にはなんでかある奉りもの。屋根付き巨大風鈴、賽銭箱、白い短冊（
なんてったっけ）な神社拵え
お話。待ち合わせの男達の勘違いと、行き違いと思いたい変な待ち人との出会い。
沿線のなぞの耳放置事件と探る探偵。てんでバラバラのそれもこれも３人兄弟の
伝説に絡まっていて。
やりっぱなしな非日常の面白さある、変な味わい。ボソボソしょぼしょぼ語ったり
素知らぬ顔でへんてこだったりの役者と間合いにくすくす笑いねこ。力がいい加減
に抜けた平凡さと、伝説の兄弟の怪しさの対比の妙○。よくわからない不気味さも
○。演出やら基調はつまづきの石、お話運びの巧さを加味したホンの組み合わせが
良い感じ。また、共同でやってほしいねこ。
役者。自転車泥棒役、木立さん。穏やかにいかれてる具合○。巫女役、猫田さん。
演技は普通のおねえさんなれど、相変わらずかわいい。巻き込まれるサラリーマン
役、寺十さん。さりげで間合いが巧い演技○。
|