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 東京オレンジ「Re: ...6 scattered messages from Angelstown, Tokyo」

 @新宿・THEATER/TOPS (1999/10/6-11 8ステージ) 全指定前売2800当日3000
 作・演出:横山仁一 美術監督:釆澤 聰[Osso Graphico]
 照明デザイン:関口祐二[A.P.S.] 音楽監督:江村桂吾[Mode of Life]
 衣裳:MAKI 舞台監督:高橋淳一 制作:金丸 圭、三杉 淳 
 出演:(ニックネーム)
 堺 雅人:石川雅文 /天使番号731014 (アニ)
 泉 陽二:藤田陽介山 /天使番号731209 (スケさん)
 北澤 聡:青木聡 /天使番号721230 (サトじい)
 杉井邦彦:青柳正邦 /天使番号740322 (ヤギ)
 牧山祐一:大野祐大 /天使番号750416 (シュール大臣)
 横山仁一:遠藤仁 /天使番号670714 (社長)

 1999/10/7(木)晴れ 7:20-9:20PM(2'00) 最前列より 客席超満員(180?人)
 客層:20才代中心、女性過半数。小劇場関係の役者、演出家とか結構数。
 客入れ:当日券は開演1時間前から。販売早々売り切れ、立ち見とキャンセル待ち
 に。開演時間頃に販売開始、キャンセル10はでた模様。前日24時までメール予約可
 無駄に待たされなくて済むので予約が順当。配役と日替わりごあいさつが折り込み。

 1年ぶりの活動再開。堺、泉ら男性キャストのみの特別公演。HPみると対馬さん
 (武者修行中?)も残ったよう。フルメンバーの本公演をいつかしら。エチュード
 による作劇じゃなく、書き下ろし台本によるらしい今回。

 舞台。ベニヤ素地の濃淡を活かした積み木細工状。上手下手に通路開口、上方の
 開口は建物屋上設定。衣装、黒のセーターとパンツ。照明、単色中心。生成イメージ
 の美術かしらん。

 お話。天使になるべく、社会から雲隠れしての4ヶ月合宿。モチベーション高めに
 「天使検定」合格めざし、グループ研修、グループ討議。

 ビジュアルから言葉によるコラージュ?へ。中身さておきノンストップ。とどまらない
 自己主張の嵐な「建設的無駄話」が延々。物語る台詞に収まらない、種々感情
 関係を雑多な討議に盛り込みまくりん。明るく、クールにそつなく。「て言うかあ」と
 逃げ道つくる、小ずるさと弱さ露呈な今時仕様で。

 饒舌の裏返しな虚ろ、とどまる不安を偏執狂な会話から逆に伺わせ、白ける間合い
 に表出させる狙い?。ドラマツルギー起たせたり、不条理しちゃったりも、なんか
 違う〜と模索しての雑多さ、不明さをまんま表現。わかんないと正直してるのには
 好感。走り続ける意欲もわかり。でも、2時間脈略無いしゃべくりにはちと疲れ。
 半端でも1時間で潔く止めた方がこれからねって感がでて、○じゃないかしら。
 いい出しかけて暗転する転換、エッジな感じがして○。

 役者。1年ぶりです、全員挨拶に愛嬌。泉さん。おねえ言葉やらも自在、達者。
 堺さん。困り顔の笑いにかわいげ。

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