動物電気「ＮＯは投げ飛ばす〜魂の鎖国よ開け」
＠中野 ザ・ポケット(2000/6/21-25 7ステージ）
全指定 前売2,300円 当日2,500円
作・演出：正岡泰志 舞台監督：松嵜耕治[至福団] 照明：森川敬子
音響：小笠原静香 舞台美術：田中敏恵 衣装：前島悠子、河上賢一
メイク：池田由利子 小道具：河野香恵 イラスト：スズキアキ
宣伝美術：岡屋出海 制作：ＭｅｇｕＭｉ 製作：×２.５
出演：
辻 脩人 ：岡部全三（青年実業家、困った人）
姫野 洋 ：柳田純 （岡部のいとこ、彼のレストラン勤務、犬しか心開かない）
小林健一 ：ジェット（柳田家にホームステイ中のアメリカ人、困った人）
伊藤美穂 ：オルガ （修道女）
森戸宏明 ：ダニエル（岡部の工場で働く外国人）
松下幸史 ：エバン （同上。ダニエルの相棒）
木村友美 ：グラディ（岡部の愛人、スナックママ））
多田淳之介：コンビニ店員、カラオケスナックの店員、新聞記者
石川明子 ：シズエ （柳田家メイド）
鬼頭真也 ：石川 （岡部のもと働く、ぼーとした人）
政岡泰志 ：柳田カオル（純の母親）
2000/6/24(土)小雨 7:20-9:00PM(1'40) 中段より 客席超満員(220人）
客層：20才代中心、女性過半数。学生とか、また関係者とか多そう。
客入れ：前売り完売。当日、座布団席２列（コンパクトに座ってとお願いあり）、
立ち見１０人ほど。後方補助もめいっぱい、大変。傘袋配布（荷物預かりはなし）
場内誘導はきちんと。折り込みパンフ。挨拶、キャスト、スタッフ、予定。新人
四人がはいったのね。物販。公演ビデオ(2,800円）、てぬぐい（500円）など。
舞台。後方に木造の段、左右小階段。正面に日本へたうま地図の屏風。左右袖に
コンクリート壁とお屋敷してる街灯。
お話。アメリカ人ホームステイをいやがる、いい年こいた男。彼は、犬がいれば
もう十分というか全ての、自閉症。その頃、男のいとこ・青年実業家のもとでこき
使われるアジアの外国人労働者は青息吐息。腹減ったし。一念発起しての食料
調達で小事件。おまけに、アメリカ人はストレスからか、とちくるって事件を相乗。
そんなこんなの落とし前は日本人の曖昧さにお任せ。といっても意味不明で。
ばかてんこ盛り、お腹一杯。差別、隷属、人の業と考えてみましょうテーマは重
すぎなれど、頭軽すぎ（いいすぎ？）。役者の個人技炸裂。暴走小動物、辻さん。
この体朽ちるまでと笑いをとる、小林さん。ぼけ一発、正岡さん。狂気と正気を
いったりきたり、したりやすんだりして、飽きさせず。例によって、小林１００連発
をラストに。なんでそこまでのばからしさ。生活に必要がないハイテンションと、
体を張った演技◎。しかも今回、お客にまで仕込みしてるのがおばかでいい。
新人と絡み多し。それもねた。猪突猛進、生来のぼけ発揮と一本調子なれど、
期待できそう。天然？なんだかな石川君、美味しい刺身のつま状態。
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