トリのマーク（通称）12ヵ月連続新作上演その９「ミアシャムのパイプ」
＠世田谷代田 ギャラリークワトロガッツ (2000/10/22 2ステージ)
前売りのみ2,300円（ネット予約2,000円）
台本・演出・音響・宣伝美術：山中正哉 衣装：柳澤明子
衣装制作：丹保あずさ＋中村智弓
制作：柳澤明子、櫻井拓見、出月勝彦 会場：坂本絢
出演：
柳澤明子 ：漕ぎ船で探検にきた女の子
出月勝彦 ：パイプをつくる人。かまってほしくてステップ＆ダンス
丹保あずさ：パイプをつくる人。クール。
櫻井拓見 ：パイプをつくる人。嬉しくてしょうがない。
？ ：魚男達
2000/10/22(日)曇 2:05-2:45PM(40) 表側を見た奧側 客席満員(60人)
客層：20-30才代男女半々。子供連れのあるアットホーム。
客入れ：適時誘導。舞台至近なんで、見切れがあっても気にならないところ。
いつものように、事前キャストパンフと、終演後豆知識パンフ配布。
経堂＞世田谷代田＞次回下北沢、とおばＱ線各駅停車に場所変え。シリーズ最新。
場所と会場。駅から８分。環七から路地に入った住宅街。コンクリートの同型
建物がふたつ、その一方一階。緩く弧を描いた全面ガラスの入口。猫のひたい
ロビーから一段降りたプールな空間は５×１０×５ｍ。淡い色合、床天井は黄土色
、壁は淡い水色。客席は、長手方向を背にコの字設置。不可思議なオブジェが点在
ワラビ型の緑の吊りもの１１本、壁に土色のコップ１００個以上、もぐら穴？や
菱格子の円錐がロビーにあり。
お話。工房で働く男女。紙風船にストロー通してパイプ型。吸うのではなく、吹く
パイプ。男性は嬉しそうに眺め、働くのは女性だけ？。彼らにステップ踏みながら
、笑顔でアピールの男性登場。仕事中ですから、とかまってもらえず、がっかり。
彼らがいなくなった処に船でやってきた女の子。パイプに興味津々。ステップ男が
今度はリアルパイプをもってきたり、魚男がやってきて助手をさせられたり。
工房の人がどこかへ行き、女の子と魚男だけ。もじもじと教えて仕草の魚男に、
膨らませ方とかしてみせる女の子。でも、膨らませるのはできなくて、魚男は
がっかり。としてる処に続々と魚男登場、わやわやと。パレードの音楽が流れて
きて、魚男達はそれじゃあとさよなら。
非日常の日常のひとこま、ほのぼのと。おなじみの女の子と魚男の交流・無言劇
シリーズ。会場両壁の穴あきパネルがどことな作業所ぽく、なるほど。コミカルな
仕草、ゆったり流れる時間。愉快に心地よいねこ。不思議はあれこれあれど、
わからないままなのもいい感じ。シースルーの会場内、魚男になんだ顔の視線を
むける通行人も面白し。
役者。柳澤さん。船をこぐ仕草が愛らしい。出月さん。能天気なステップに笑い。
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