北区つかこうへい劇団 内田有紀シリーズVOL.2「新・飛龍伝 〜私のザンパノ」
＠王子・北とぴあ（さくらホール）(2001/8/17-25 9ステージ）8/16有料ゲネ
http://www.kitanet.ne.jp/~hokutopia/
全指定 前売り当日とも S席6000円 A席4000円 中高年、60歳以上A席2500円
＠大阪 シアタードラマシティ 8/28-30
作・演出：つかこうへい 舞台監督：森和貴 音響：内藤勝博ほか
照明：酒井明ほか 衣装：菊田光次郎 殺陣：石垣広文 振付：古賀豊
音楽：からさき昌一 後援：読売新聞社 共賛：東京北区ほか
制作：北区つかこうへい劇団
出演：
内田有紀：神林美智子（全共闘委員長）、
キャバクラ・マリ（錦糸町キャバクラ「ローズ」ホステス）、
泊勝利泊 (かつとし、15歳、全共闘委員長・神林美智子と
第四機動隊長・泊平助の間に生まれた子）
小川岳男：泊 平助（第四機動隊隊長）
春田純一[ＪＡＥ]：桂木順一郎（全共闘作戦参謀本部長）
武田義晴：武田 義晴（第一機動隊隊長）
鈴木智美：鈴木智美（富士見中学解放戦線書記長）
井上直己：井上直己（第四機動隊隊員）
代田正彦：代田正彦（第四機動隊隊員）
石垣広文：石垣投書（山形郵便大学書記長）
古賀 豊：ユタカ（大洗特別機動隊）
川畑博稔：チャーリーヒロトシ（浪花漫才大学、後の浪花漫才高校教員）
吉田 学：吉田マナブ（第四機動隊副隊長）
とめ貴志：西郷貴志（鹿児島大学書記長）
酒井隆之：酒井隆之（早稲田大学学生、警視庁刑事 二役）
踊場英佑：踊場英佑（札幌立命館中学２年）
吉浦陽二：吉浦陽二（一橋大学書記長）
及川以造：ロボッター以造（高崎俳句大学書記長）
吉田一人：吉田一人（第四機動隊隊員）
岩崎雄一：岩崎雄一（東北学院大学４年）
渡辺和徳：渡辺和徳（立教大学 学生）
黒川恭佑：虹と雪の書記長（北海道大学書記長）
友部康志：魚政祐一郎（日本大学書記長）
嶋祐一郎：嶋祐一郎
赤塚篤紀：赤塚篤紀（京都大学書記長）
2001/8/25（土）晴 2:05-4:35PM(2'30) 前方より 客席超満員(1200？人)
客層：老若男女、男性多め。
客入れ：当日券。座布団席50？、立ち見20？。折り込みパンフなし。
物販。台本1000円、パンフ(A4 1000円）。
つかこうへい代表作、７年ぶりの上演。ねこは90年（富田靖子＋筧利夫）、
94年 （石田ひかり＋筧利夫）以来。
舞台。いつものように黒い素舞台、後方に雛壇。
お話。70年安保から20年、国会議事堂前。学生との闘争の熱い記憶を胸に、機動
隊員達は再会を待っている。誰も来ない？不安、寂寥は、いつしか彼らの心を
20年前へと飛ばす。かつて、愛しながら、闘わなければならなかった男女がいた
のだ。
ストイック、硬派してる今回。ラブストーリーな印象があった先行作。神林美智子
の相手役・筧利夫の率直なエロさ、おばかさが悲恋の哀切いや増し。今回相手役・
小川岳男は仕事一途のまじめリーマン。神林にエロ行為しないし。組織、しがらみ
に縛られ惨め。等身大に苦悩する様に共感、しみじみしちゃうねこ。対し神林美智
子のカリスマがいや増し。内田有紀のストレートな好演、持ち前の切れのよい動き
もあって、すっと収まり○。取り巻く群像のありさまはなぜか印象薄。熱演のほど
に声枯れ、聞き取りがたい台詞のせいかしら。不快にも感じて、別の意味で哀しく
なるねこ。
演出は旧態依然にして、復刻版。集大成？とも言えるけど、肩すかし。不偏な恋愛
劇の味付けを薄くし、いにしえの闘争との関わりが前面に出た分、隔世感強く。
舞台が遠く感じるつか芝居なんて、とても淋しいねこ（ＨＰ掲載（物販もそう？）
台本は内容違い、こちらも上演希望）
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