トム・プロジェクト「乙女の祈り」
＠下北沢 本多劇場(2002/1/30-2/10 14ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
＠かめありリリオホール 1/27
全指定 前売り4800円 当日5300円
作・演出：水谷龍二 美術：加藤ちか 照明：橘田克美 音響：半田 充
衣裳：花田裕子 舞台監督：土居三郎 写真：福井健二 宣伝美術：鈴木志歩
プロデューサー：岡田 潔 協力：オフィスまとば、人力舎、吉本興業
出演：
片桐はいり
山田花子
光浦靖子
2002/2/6(水)晴 7:06-8:33PM(1'27)) 後方より 客席ほぼ満員(350人)
客層：老若男女。おばちゃん、おじちゃん多く、年齢層高い大人客席。
客入れ：当日券詳細不明、補助席はなし。ロビーには有名芸能人からの花結構数。
折り込みパンフ。B5 4ページ。役者紹介。作家から初演（87年。演出：荻野繁。
出演：コント赤信号）と再演の違い。プロデューサーの作家について。スタッフ、
公演スケジュール。など掲載。次回公演。6本掲載。5月、作演出：山崎哲 出演：
柄本明、大久保鷹で二人芝居。9月、作演出：水谷 出演：緒方拳、篠井英介ほか。
物販なし。
80年代作、男三人芝居を女版として改訂新作。ご覧の個性の固まりな三人にて。
舞台。ワンルーム・マンション。左右に、スナックとか入ってる隣接ビルを見せ、
戸外ともセット。上手、物干しとプランターがあるベランダ。下手、コンクリ廊下。
屋内。調度は黒色で統一され、コンクリート壁を背景にちょっとスタイリッシュ。
下手からベット、行燈風ライト（後ろ押入引き戸）。中央、クリーム色のカーペット
に小さい黒テーブル（後ろ黒タンス、隣りにバスルームドア）。上手壁際に棚、上に
コンポ、隣りに冷蔵庫（後ろに玄関。玄関のすぐ前にシンク設定）。
お話。合い鍵で入ってみれば、主は不在。なんだあ。そんな所にそんな風にして
女三人が続々。もんもんいらいら、時々通って、過ごし待つ数時間。
三者三様の有様が楽しい。強面、世渡り上手、純情（ヒキョウ）。赤裸々にガチンコ
勝負。負けても懲りない、折れない、なれ合わない。素直じゃない強情さが面白い
ねこ。待つ設定はミステリアスにして、真相発見後は不条理の様相呈し。そんな中も
変わらずにちょっと弱げに、でも逞しくしてる三人。女してて微笑みにいい感じ。
水谷作品にしてはドライ、スラップスティックな異色の娯楽作でもあり。ふーんとか
こんなんもいいかなとか思うねこ。
役者。はいり。生活に必要がない人形めいた動き、豪快な女傑ぶりとか、目が釘付け
の強烈、時々点になっちゃう奇天烈さ◎。後半、露わな女な顔もいい感じ。
光靖さん。ひゅろりとして、はいりと和しない有様○。山田花子。異能、マイタイムに
生きてる、はいりと以下同文。
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