トム・プロジェクト プロデュース「また、あした。」
＠新宿 THEATER/TOPS(2002/5/24-6/2 13ステージ)
http://theatertops.tripod.co.jp/
全指定 前売り4300円 当日4500円
作・演出：山崎哲 美術：濃野壮一 照明：海藤春樹 音楽：半田充
衣装：蟹江杏 舞台監督：武川喜俊 プロデュース：岡田潔
企画制作：トム・プロジェクト 協力：東京乾電池オフィス、クルージン
出演：
柄本 明[東京乾電池]：喜劇役者・座長
大久保鷹：同座員
2002/6/2(日)晴れ 2:09-4:05PM(1'55) 中段より 客席超満員(160人)
客層：30代〜中年層半数の大人客席。男女半々。カップル多め。鷹！のかけ声あり。
客入れ：全指定・パイプ椅子席。いつものよう極端に前後が狭い列あり。お客に中高
年が多く、とりわけお気の毒様な今公演。客層考えて、ゆるめ（つうか普通）にして
ほしかったねこ。当日券詳細不明。通路席は小さな釣り椅子15。座布団の方が楽じゃ
ないかなあ。折り込みパンフ。B5 ４ページ。作家挨拶、役者紹介、スタッフ、ツア
ー予定掲載。物販なし。
先輩後輩なつながりらしい、山崎哲とくせ者役者二人の共演。
舞台。壁にシミが入った古い病院個室。上手にベット、木製窓。下手に入口ドア。
壁際とか、２リットル・ミネラルウォーターとその段ボール箱がたくさん。
お話。コントコンビ復活とか、予告と違い。とある有名喜劇役者（柄本）は目を
患って？入院中。時折、見える閃光が気がかりの様子。そんなところに古いつきあい
の座員（鷹）が訪ねてくる。二人の会話は戦中満州、それぞれの失った息子と息子の
ような少年のことを逡巡して…。
どうよ？とばかりに役者芝居。とりわけ、柄本さんほとんど野放し。飄々とした持ち
キャラのままにアドリブ。鷹さんはこれに叶わず、不器用つうかマイペースに熱演。
なんかもうぐだぐだ。現実のような夢、夢のような現実を描く、80年代演劇してる
古風硬質な骨組み。四つに組みつつ、その隙間を自由に泳げる二人が面白いねこ。
とにもかくも、二人のファンには嬉しい機会なり。
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