トリオ天満宮オールスターズ 「死神演歌」
＠大阪梅田 扇町ミュージアムスクエア(2002/8/10-11 4ステージ)
http://www.oms.gr.jp/
全自由 前売2300円 当日2500円 学生1800円 (当日のみ高校生まで)
作・演出：魔人ハンターミツルギ[遊気舎] 舞台監督：武吉浩二［STAFF空海］
照明プラン：葛西健一［劇団クセノス］ 音響：児島塁［Ｔ＆Ｃｒｅｗ］
映像：森 達之[クレセントフェイス] 小道具：根岸千里[遊気舎]
ヘアメイク：藤原公美子 着付け：三谷英子
宣伝美術：えばらみちこ［トフタム バーガーショップ］
制作：三谷智也
出演：
岡田美子[遊気舎] ：蠍ケ谷さゆり（演歌歌手）
山口敦志[劇創ト社]：島根耕作（マネージャー）
入谷啓介[エビス堂大交響楽団]：入谷啓介（ディレクター）
今仲ひろし[立身出世劇場] ：天王寺（プロデューサー）
藤本友紀 ：和子
森岩宏文[遊気舎]：九条
かな ：ディレクター
鈴木えみり：京橋ポロン
古川一美 ：桜ノ宮ロマン
瀬戸啓充[劇団甲山界隈] ：ボトム鶴橋
中平みほ[遊気舎] ：下関百合子
辻 順子 ：神宮寺シズ子
三国浩一 ：蠍が谷不景気
加部妙子 ：寺田
上別府学 ：祐介
高宏宏 ：弟
上田雅規[７７団]：新今宮
松岡里花 ：今宮
森嶌正紀 ：下関浩太郎・義兄
魔人ハンターミツルギ[遊気舎] ：ラブ
「極楽兄弟」[p.j.アリババ＆クスミヒデオ]：ナイト、アンモ
中川律：無口デカ
2002/8/10(土)晴 7:06-9:14PM(2'08) 中段より 客席９割(150人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。役者さんちらほら。
客入れ：間際入場なんで詳細不明。荷物預かりあり。場内誘導都度あり。
全ベンチ、高低差がなく見難い段あり、見切れ席はなし。
折り込みパンフ。A4版 4ページ。写真付き配役、あいさつ、スタッフ、予定掲載。
物販。Ｔシャツ、ＣＤ(価格？）
遊気舎・魔神ハンターミツルギのＰユニット。三人で始めたのが由来のトリオを冠し
、名を変えながらの4年目公演。
舞台。まったく素舞台。横断幕とか持ち込むも固定はせず。
お話。新進、でも人生紆余曲折の演歌歌手・さゆり。新曲キャンペーンのやさきに
キャンセル相次ぎ。狐に摘まれた顔によからぬ噂。（私の曲を）10人聴けば、ひとり
死ぬ、なんじゃそりゃ。困るのよ、と思うところに変なお誘い。実はネットを使って
仕掛けたのは、やらせ番組のスタッフ、ディレクター。大阪ドームで命かけます？
5万人コンサートを企画、生中継しようというのだ。マネージャーは売れるチャンス
と喜び、本人には知らせず、ちゃくちゃく準備。そんなとこにおかしな奴らが周囲に
現れはじめ。事故で夫を喪った妻達はすべては演歌のせい、さゆりを潰すと阻止活動
引きこもり若者達は生きる証を求めようとコンサート参加、阻止活動に守る会結成。
思わぬことに暴走しはじめた周囲、取り繕うとするスタッフに、さゆりはなんかやな
感じ。私はおもいっきり歌いたいだけなのに。
さて、コンサート当日。番組用映像をロケしてたスタッフが急死、10人のうちの
一人だった！？。ばかなとディレクター、ゆかりのマネージャにきくと、前任者は
連続死、当人はゆかりの歌を聴いたことがないという。だから無事？。(自分で
流した）噂、実は本当だった！？。コンサート中止をゆかりに告げると、なにを
いってるねん顔。死神演歌なんて歌わない、自分のやりたいようにする。ってゆかり
さん、酔っぱらってるんですかで強行。非難ごーごーの内に「無事」コンサート終了
失敗だったけど、さっぱりするゆかりとディレクター。死人がでてもかまわん、番組
おもろければと、酷いこといってたプロデューサー。自分がいったこと忘れて、
よかったこれでいいと評価。と言ったとたんに急死。えっ！？、もしかして10人いた？。
なんか遊気舎テイスト濃い今回。嘘っぽい話がしゃれにならんホラーに転じてくとこ
とか。胡散臭い不気味さ、病気なキャラ達がそこはかとおもしろいねこ。でも、カタ
ルシスは避け、狂気には走らせず。寂しい人の悲しさ、たくましさに焦点を絞っての
人情芝居、添える落語おちな笑い。優しさをみせて、いい人な芝居にまとめ。
うーん、設定からすると、欲求不満を感じちゃうねこ。なんか惜しい感が今回もあり。
役者。できる役者を中心にすえて、充実と安心。岡田美子さん。主役をしっかり背負い、
肝っ玉歌手ぶり○。入谷啓介さん。押し出し強し。今仲ひろしさん。ちょっと狂気も
にじませて怪演、一番おいしい？。p.j.アリババ。すかし放しでフォーローの入れよ
うがない、おかしさ○。
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