＠下北沢 本多劇場(2004/12/10-29 25ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
＠大阪 シアタードラマシティ 1/8-10 4ステージ
作：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン１００℃] 松尾スズキ[大人計画]
宮沢章夫[遊園地再生事業団]
演出：竹中直人 音楽・演奏：MEN'S 5 美術：エドツワキ 照明：日高勝彦
音響：藤田赤目 衣裳：安野ともこ 振付：佐藤康恵 舞台監督：青木義博
宣伝美術：坂本志保 イラストレーション：白根ゆたんぽ
企画：竹中直人 製作：中村文重 （有）中村ステージプロダクション
出演：
竹中直人 ：サガラ彦一
木村佳乃 ：さがら空絵（そらえ 彦一の妹）
佐藤康恵 ：今からくる世
緋田康人 ：ガマカツ棟三郎
大堀こういち ：島悦次郎
井口昇 ：妖怪ぬらすまし
矢沢幸治 ：よもすが要
坂田聡 ：はりさけ富永
石川真希 ：ミネラル美津代
MEN'S 5 ：ジ・アリューシャンズ
2004/12/25(土)晴 2:05-4:15PM(2'06) 中段より 客席超満員(390?人)
客層：大人よりに老若男女。おじさん、中年カップル結構。
客入れ：当日券詳細不明、前方通路に釣り椅子1列、階段に座布団席。ロビーは
芸能関係のお花が結構、トイレとスタバ廊下は狭いので置かないでほしいねこ。
折り込みパンフなし。物販。パンフ（□15cm 1100円) オールカラーのポップ意匠
おみくじ付き。挨拶、一問一答、イメージ写真など。ポスター500円。ほか出演者
関係グッズ少々。
カーテンコール2回4分。MEN'S 5より、座席番号抽選できめた1名へクリスマスプレ。
岩松了との共同作業「竹中直人の会」改めての新企画。ちょっとない３人（実質は
ケラと松尾スズキの二人らしいけど）の書き下ろしにて。
舞台。下手にバーカウンター。背景はホラーな洋館風、下部にアーチを描く開口。
お話。戦国時代、幼くして分かれた妹を捜す兄。やがて記憶をなくした二人は時空
を超えて、そうとは知らずに巡り会う。一応そういうことみたいだけど、お話は
ないと思って差し支えない、はちゃめちゃぶり。
不条理マンガを地でいくでショー。物語と会話が行方知らず、物語りそうになると
崩し、やがて自爆。煮詰まると？、歌い踊り始め。歌詞も唐突（たとえば、木村嬢
は「ウマナミナノネー わたしは虜♪」などと脈略無く）。奇天烈で謎めいた登場
人物達は、俺様キャラかと思いきや小心、清純と思いきや猥雑。徹頭徹尾、お客を
パンキッシュに裏切り（猫だまし？）続け。
訳分からん展開の中、キャラ芝居は単純に楽しめ。芸達者ぞろいの出演者は持ち前
の芸を存分にみせ。女優陣、とりわけ佐藤嬢はバニーガール、キャットウーマンら
でセクシー肢体をわかりやすく晒し。なんかもう身を任せて、こまめに細部を拾っ
て楽しむねこ。筋立ての意義なんて、間違っても求めない方が吉なり。
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