東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル 別所ジャン 高嶋ジャベ」
＠日比谷 帝国劇場(2003/7/11-9/28 120ステージ)
http://www.toho.co.jp/stage/
全指定 S席13500円 A席9000円 B席4000円 立ち見？円
作：アラン・ブーブリル クロード＝ミッシェル・シェーンベルグ
原作 ヴィクトル・ユゴー 音楽：クロード＝ミッシェル・シェーンベルグ
作詞：ハーバート・クレッツマー
オリジナル・仏語テキスト：アラン・ブーブリル、ジャン＝マルク・ナテル
資料提供：ジェームズ・フェントン 編曲：ジョン・キャメロン
音響：アンドリュー・ブルース／オートグラフ
衣裳：アンドリュー・ネオフィトウ 照明：デイビッド・ハーシー
装置：ジョン・ネピア 潤色・演出：ジョン・ケアード、トレーバー・ナン
製作：東宝株式会社 製作協力：キャメロン・マッキントッシュ（オーバーシーズ）
リミテッド
日本スタッフ省略
出演：下記
2003/8/13(水)晴 1:00-4:10PM(1'30/休30/1'05) 2階上手後方 客席満員（1500人）
客層：20-30才代女性過半数。子供連れ、単独男性客ちらほら。男性が意外に多い印象。
客入れ：三等席売り切れ。立ち見（2階後方の階段通路に座り）上手側は満員(50枚以上
あり）。「立ち見」だからしょうがないけど、座布団がほしいところ。子供客の希望者
に床上げ用座布団を配布。折り込みパンフはなし。受付と終演後に空席状況をプリント
したチラシを配布。今回終演後、申し込み抽選でバックステージツアーあり。20名30分。
休憩時間に当選者を掲示。15日？にもう一度ある模様。
物販。パンフ(A4 117ページ 2000円)。関連グッズ多数販売。
1987年の初演？（鹿賀丈史、滝田栄、鳳蘭、鈴木ほのか、斉藤由貴、岩崎宏美）
以来観るねこ。もうほとんど初見状態。２１世紀の新キャストとか。組み合わせ
全キャスト攻略とか、もうコレクター大喜びの日替わり配役のよう。
舞台。大小含めて搬入式。でかいバリケードも持ち込まれて合体して、なんか凄そう
とか。止まる間もないように廻りまくり、展開する美術装置なり。
お話。軽微な罪で投獄されたジャンバルジャン、社会を憎んでいたが改心し、世の
ため人のため。しかし、脱獄したジャンを刑事ジャベールは片時も忘れることは
なく。主役２人を軸に、取り巻く人々のあれこれを描いていく。
いい素材と調理、突っ込みどころがない完成品。Ｂ級グルメよりのねこには、そこが
ものたんない。偶像劇な原作のハイライトシーンをおさえ、個々人の有り様と心境を
よく理解した脚本と演出はさすが。これを隙間無く、たっぷりと盛り込んで描き、
マーラーのシンフォニーみたい。スピーディで無駄がない展開は職人技。うーん、
箸休め（テナルディエ夫婦がそうなんだろうけど）がほしい、となんか間違っている
ねこ。
役者。ジャン役・別所さん。丁寧な演技と歌唱のバランス上々。こくまろな味わい
○。ジャベ役・高嶋さん。ドスコイな力のいれ具合、表情に愛嬌あり。こわもてじゃ
ない・ジャベが面白し。マリウス役・山本さん。線は細いけど、さっぱり醤油味。
好みの味わいなり。エポ役・新妻さん。切々。テナルディエ妻役・森さん。声が
でかい、アンサンブルの中でも目立ち。ほか、子役が小憎らしいほど上手くて、
感心ねこ。
［月間一覧］
出演（複数キャスト） エポリーヌと脇役数人が事前予定と違い。
ジャン・バルジャン：別所哲也（石井一孝、 今井清隆、山口祐一郎）
ジャベール ：高嶋政宏（内野聖陽、岡幸二郎、今 拓哉）
エポニーヌ ：新妻聖子（ＡＮＺＡ、坂本真綾、笹本玲奈）
ファンテーヌ ：マルシア（井料瑠美、高橋由美子）
コゼット ：河野由佳（剱持たまき）
マリウス ：山本耕史（泉見洋平、岡田浩暉）
テナルディエ ：駒田 一（三遊亭亜郎）
テナルディエの妻 ：森公美子（瀬戸内美八、峰 さを理）
アンジョルラス ：吉野圭吾（坂元健児）
ガブローシュ ：吉武怜朗
リトル・コゼット ：永嶌花音
リトル・エポニーヌ：国分鈴可
グランテール ：伊藤俊彦
クールフェラック ：横田大明
ジョリ ：赤間清人
コンブフェール ：上條コウ
フイイ ：篠原功
レーグル ：小林仁
バベ ：若泉亮
ブリジョン ：岸祐二
プルベール ：水越友紀
モンパルナス ：KENTARO
クラクスー ：清水拓藏
買い入れ屋 ：浜崎真美
マテロット ：高島みほ
ファクトリーガール：高橋真記子
ジベロット ：宮菜穂子
マダム ：荒木里佳
少年１ ：澤田祥子
少年２ ：井上喜代子
カツラ屋 ：古川恭子
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