超歌劇団 featuring ロリータ男爵 第21回公演「ゲートボールショック・ネオ」
＠静岡 寿町倉庫（2003/9/13-15 4ステージ）
http://plaza.across.or.jp/~azk/play/map_ktbk.htm
全自由 前売1000円 当日1200円 中高生500円 ほか割引制度なし
＠新宿 タイニイアリス9/19-20 3ステージ
作・演出：うるけん一郎太 制作：笹木良子 照明：太田昌樹 音響：Ｋ・ちゃっぷ
音響オペ：笹木良子 照明映像オペ：ハル美
受付：馬走ＰＯＭ、味の素あーや、Ｋ・ちゃっぷ
出演：配役別途（名前と顔が一致しない役者あり、うーん？！）
・超歌劇団
うるけん一郎太、くろっぱぴっこ、魚人ごろー、ハル美、うるかつ
・ロリータ男爵
斉藤マリ、役者松尾マリヲ、加瀬澤拓未、草野イニ、田辺茂範
・ゴキブリコンビナート
オマンスキージェットシティー、オスメ吉祥寺、セロトニン瘍子
2003/9/14（日)晴 7:05-8:08PM(1'00) 正面より 客席５割(20人)
客層：20才代中心、あと、おじさん、おばさんと子犬一匹。男女半々。
客入れ：コンクリート床(8×6m？）のセンターステージ。布団(まんま）敷の桟敷が
取り囲み。布団１つに2,3人座りでゆったり。一辺は初演同様に（一番美味しい）雛壇
客席側に仕掛けがあるので、お好みで近場に座るのもよし。東京公演は密度が高く
(文字通り)、はらはらどきどきの楽しい空間になりそう、ていうかメッカ状態かしら？。
(9/19東京公演は雛壇なし、通常の舞台と客席が分離した配置となるそう。仕掛けも
変わり、花○？増量らしい。）
終演後に恒例のプレゼント抽選あり。折り込みパンフ。A4 3ページ。静岡のお客さん
向け挨拶、インタビュー、役者、スタッフ、予定掲載。配役表がほしかったねこ。
次回公演。12/20-21「夢の祭典」ショートコント公演。次々回「アクロバティック
刑事」仕掛けのアイデア募集中とか。物販。Ｔシャツ1500円。
2001年、静岡で初演。今回再演にあたり、東京のミュージカル２劇団と合同公演。
会場、舞台。初演より広くなった会場。上記客入れで書いたように、静岡のみという
センターステージ、ひな壇付き。仕掛けは真中から左右に移動、役者（貞美）が客席
内からでてくる「ひな壇」。舞台を横切って飛ぶ、対面壁の「小惑星」。叩くと桜花
が舞う、長辺の「木の幹」。あと、客席上の空に輝く「ゲートボール愛」の電飾。
お話。ゲートボールを格闘技と思い込んでいる3人の若者。ルールブックをみたことも
ない不安を抱えつつ、大切なのはルールではない、たぎる血の野生、研ぎ澄まされた
感性だ。と言い放つヤマト。どうしたら、そんな強くなれるのかと悔しいリュウジ。
もっと強いやつはいないか、近所のじじいやばばあを倒し尽くしたしな。静岡にある
という、幻のゲートボール帝国・青木県への入口はどこか。品数５００はくだらない
というラーメン喫茶にあるという噂。確かめに（電気店チラシの裏に書かれた）しょ
ぼい地図を頼りに、ラーメン喫茶へ。その頃、青木県を見つけ出し、叩きつぶすこと
で、宇宙征服を企むやつらがいた。ネオゲートボール軍、最強のゲートボーラーを
擁する軍団である。
季節はずれのものが、注文を受けると即座にできあがる、恐ろしくまずいなど、ラー
メン喫茶のおやじはやはり怪しいと、食べに行った三人。言いたい放題の彼らの前に
聞き捨てならんと現れる、ラーメン喫茶おやじ。全てのメニューの仕込み終えたと
豪語するおやじに、片づけが残っているなとナイス、カウンターパンチのヤマト。
青木県のことが知りたければ、私を倒してからいけ。三人でも大丈夫と喫茶おやじは
自信満々。一番弱いことを自覚しているリュウジは勇んで、喫茶おやじとバトル。
リュウジの秘技・パラダイス銀河！を打ち返す、喫茶おやじ。自分が最強のゲート
ボーラー、ゲートボール仙人であることを告げる喫茶おやじ。ゴローを仕込んでやる
と連れ去ってしまう。次こそ、仙人に勝つことを誓うヤマトとアヤ。
それから暫く後、所変わって青木県。番長・山本花子のもと、大変なやつら（ヤマト
、アヤ、リュウジ）が現れたと、中村が駆け込んでくる。最強のゲートボーラーを
自認する番長はむかつき、中村をぼこぼこにしてしまう。情報をもってきた、ゲート
ボール仙人も相手にしない。そこに現れるネオゲートボール軍。一番強いやつを倒し
て、征服するという彼らと闘う、番長と仙人。しかし、心眼に訴えかけるという、
オパール軍曹の技「幻影無限地獄」にあえなく破れてしまう。青木県はネオゲート
ボール軍に征服されてしまう。
ヤマトとアヤの前に、中村が現れる。青木県から逃げ出し、助けを求めに来たという
のだ。青木県へいく前に、伝説の剣を取りに行かなければいけないという。ヤマトは
助ける気はないが、強いものは倒さなければならんと、いじっぱりに承知。しょぼい
地図を渡し、試練に耐えなければいけないと言い放ち、一足先に青木県に向かう２人
ヤマトは山本貞美の呪いで困らせられたりしながら、（マッチョな人の力を借り、
山な雛壇を開いて）草薙の剣＝卑弥呼スティックを手に入れる。
アヤとゲートボール軍の死闘。危機一髪のところをリュウジに助けられるアヤ。ネオ
ゲートボール軍ではオパール軍曹がダイヤモンド将軍を裏切り、NO.1に。青木県民の
中村はNO.2の地位を条件に仲間を裏切るが、オパール軍曹に始末されてしまう。
とことん悪のオパール軍曹。素敵にスティックなど妖術を操り、火星の破片をマーズ
アタック技で打ち込まれて、リュウジとアヤはピンチ。
ちょっと待てとヤマト登場。伝説の卑弥呼スティックを目にしてオパール軍曹、
驚愕。卑弥呼スティックの伝説に従い、青木県の命運をかけた一球勝負が行われる
ことに。カードで引いた者のボールがゲートゴールを通過したら、ネオゲートボール
軍は撤収、入らなければ青木県民はネオゲートボール軍の奴隷となる。勝負を受ける
オパール軍曹、しかし打つ者は自分が決めると、カードを引くお客を指名。
今回はリュウジ、結果、成功してハッピーエンド。捨てぜりふを残して、逃げるネオ
ゲートボール軍。青木県から帰る、ヤマトとアヤ。しかし、リュウジが好きな女が
いるから残るという、なんと貞美でした。間違っているぞ、リュウジ。
ベースは「超」ペースの合同公演。超はいつもの猪突猛進、熱血マンガ演技。今回は
ロリ団のミュージカルシーンを追加し、手馴れた歌あり踊りで彩り添え。「超」の
ダンボールと廃品活用装置に、「ロリ男」のプロ造形なコスプレ衣装追加し、一点
豪華主義。いろいろと凸凹なんだけど、相殺することなく、それぞれなりに持ち味が
活きてて○。
お客さん参加は必殺技のボール投げ「幻影無限地獄、いえーいいえーい」だけ。
数箇所あった初演に比べると、ちと寂しいねこ。お話もまた、イベントあれこれの
初演よりすっきり。初演はうるけんラブシーンまであったし。客演・ネオゲートボー
ル軍の出番を対等にするためなら、やむなしか。いずれにせよ、今回もすかっと気持
ちよく楽しめたねこ。
役者。うるけんさん。以前より自由になって、ちょっと引いて楽しんでる風。いい
感じなり。斉藤マリさん。相変わらず、思い切り良く、「男らしくて」○。役者松尾
マリヲさん。もうちょっと遊んでもいいかも。オスメ吉祥寺さん。プラスティックの
メットが照って顔が見えづらく(声も聞きづらく）、残念。
［月間一覧］
第17回公演 第21回公演 「ゲートボールショック」「ゲートボールショック・ネオ」 静岡・生活文化実験室 静岡 寿町倉庫 2001/9/22-24 2003/9/13-15 3ステージ 4ステージ タイニイアリス 2003/9/19-20 3ステージ 上演45分 上演１時間 前売1000円 ← （東京公演は1800円)
出演：？は推定 シン ：うるけん一郎太 ヤマト ：うるけん一郎太 レイカ ：鵜飼知実 アヤ？ ：くるっぱぴっこ？ ゴロー ：南麦茶 リュウジ：魚人ごろー
ゲートボール仙人：魚人ごろー うるかつ？ 番長・山本純子 ：味の素あーや 山本花子：斉藤マリ[ロリータ男爵] その手下？中村 ： 加瀬澤拓未 [ロリータ男爵] 山本貞美（純子の妹）： ハル美？ （ネオゲートボール軍） ダイヤモンド将軍： 草野イニ [ロリータ男爵] オパール軍曹 ： 役者松尾マリヲ [ロリータ男爵] 反逆者 ： 田辺茂範 [ロリータ男爵] 兵士 ：笹木良子 オスメ吉祥寺[ゴキブリコンビナート] 兵士 ：杉山富美子 セロトニン瘍子[ゴキブリコンビナート]
まゆみ ：飯田 香 科学者 ：くるっぱぴっこ マッチョな人 ：福井康彦 オマンスキージェットシティー？[ゴキコン]
ほか、太田愛子（映像出演） 大沢ラーク（映像出演）
