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 東宝ミュージカル 特別公演「マイ・フェア・レディ My Fair Lady」

 @大阪梅田 梅田コマ劇場(2004/8/2-24 ステージ)
 http://www.koma-sta.co.jp/kouen/osaka/8_1_kouen.html
 全指定 SS席12000円 S席9000円 A席7000円 B席4500円

 原作:バーナード・ショウ「ピグマリオン」、ガブリエル・パスカル製作映画
 「ピグマリオン」 脚本・作詞:アラン・ジェイ・ラーナー
 音楽:フレデリック・ロウ オリジナル・プロダクション演出:モス・ハート
 訳:倉橋健 訳詞:滝弘太郎、若谷和子 演出:西川信廣 振付:上島雪夫
 装置;堀尾幸男 照明:塚本悟 音響:大坪正仁 衣装:安里あんこ
 音楽監督:八幡茂、塩田明弘 歌唱指導:楊 淑美 指揮:井村誠貴
 製作:宮崎紀夫 エグゼグティブ・プロデューサー:酒井貴一郎 製作:東宝
 出演
 大地真央 :イライザ
 草刈正雄 :ヒギンズ教授
 浜畑賢吉 :ピッカリング大佐
 冨田恵子 :ピアス夫人(使用人頭)
 
 丹阿弥谷津子:ヒギンズ夫人(教授・母)
 上條恒彦 :ドゥーリトル(イライザ・父)
 岡幸二郎 :フレディ(イライザに恋)

 月丘夢路 :トランシルバニア女王
 藤堂新ニ :ゾルタン・カーパシー(ハンガリーの言語学者)
 安崎 求 :ハリー(ドゥーリトルの弟分)
 岡 智  :ジュージ
 小関明久 :ジェミィ
 ほか

 2004/8/20(金)晴 1:00-4:30PM(1'47/休30/1'08) 1階最前方 客席7割(1300人)
 客層:ほぼ全員女性、おばさま中心。次に岡幸二郎ファン?20才代女性。家族連れ少々。
 客入れ:当日券あり、詳細不明。1-3列目撤去(オケピ)。休憩時間、係員が座席
 確認をすることがあると、空席への移動をピン留め注意。物販。パンフ(A4 1000円)
 未購入で内容不明。ポスター300円。終演4:25PM、カーテンコール1回。
 
 有名作品。大地真央・イライザは90年から7公演目というから、もうお手のもの?。
 舞台。三段が後ろに高く、縁の金線がイギリスっぽい床装置。実験装置、書架など
 置かれ。屋敷表は幕に玄関、競馬場では柵持ち込みと、ワンポイントでさらっと
 転換。

 お話。貧しく粗雑な女イライザを、礼儀正しい淑女に変身させる。言語学者の実験
 は大成功、いや過剰に成功してしまう。しかし、イライザは自分がただの人形扱い
 されていることにうんざり。彼女の心情に無頓着な言語学者と衝突してしまって…。

 「広野に降る」の「ひ」が言えない、江戸っ子のイライザ。原語の音の面白さは
 減だけど、齟齬のほどを判りやすくした日本語アレンジの工夫に微笑ねこ。
 耳へのもさもさ感は、闊達な役者芝居とスピーディな転換で払拭。活性化された
 芝居に、人間関係のなんたるかを問うテーマがくっきりと浮かび上がり。
 後半の江戸下町っ子と刑事コロンボ(言語学者)のやりとりを面白くみせて○。

 もひとつ感がある訳詞が水をさすけど、スイートなメロディはやっぱ魅力。歌える
 人を揃えて、なかなか聞かせ。とりわけ、太陽のような真央さんと、青空のような
 岡さんの組み合わせに期待。も彼の出番は刺身のつまな美味しさにとどめられて
 (強烈ではあるけど)残念ねこ。

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