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 超歌劇団 第24回公演「暁に燃える白球を追え」

 @静岡 寿町倉庫(2005/3/4-5 3ステージ)
 http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.57.29.771&el=138.22.57.942&la=1&fi=1&sc=4
 全自由 前売1000円 当日1200円

 作・演出:うるけん一郎太
 制作:笹木良子 照明:太田昌樹 音響:笹木良子 映像:笹木祐
 チラシ:馬走POM 音響オペ・映像オペ:笹木良子 照明オペ:鈴木創
 受付:味の素あーや、馬走POM
 出演:
 ハル美  :大空はるか(一人テニス部キャプテン)
 堀田早樹子:鮎原こずみ(一人バレーボール部キャプテン)
 魚人ごろー:風間りょう(さすらいのキッカー。一人サッカー部キャプテン)

 渡辺祐介 :?(生徒会長)
 太田昌樹 :大川まこと(副生徒会長)
 くるっぱぴっこ:早乙女あや(生徒会書記)
 
 鈴木 創 :白川こうじ(一人ハンドボール部キャプテン)
 池ヶ谷馨(映像):生徒会長の父
 味の素あーや(映像):生徒会長の母
 うるけん一郎太:黒子ねたばれ下記

 2005/3/5(土)雨 7:10-8:07PM(55) 入口側より 客席8割(29人)
 客層:20-30才代中心に家族的な幅の広さ。男性6,7割。
 客入れ:センターステージ、四方向に雛壇客席(3人3段)。いつものように布団流用
 で、座り心地つうか居心地よし。映像スクリーンが見やすい位置に座ると良。
 前回と違って、「危険」な客席はないので安心。いつものように、開演前にお客
 参加イベントの稽古あり。今回は難易度高めのものもあり(失敗すると見損じると
 いう…)。
 折り込みパンフ。A4 3ページ。挨拶、宣伝のお願い、クイズ、予定、スタッフ
 役者掲載。次回公演。8月時代劇「利休大爆発(仮)」 来年に野外劇、その間
 ファン感謝イベントを企画中とか。

 練習。準備はいいかぁ!>おー!!のかけ声から(特訓エリアあり。ダメ出し2回)
 技1「ゴットファーザー」四方向の12人の客が、ウェーブのようにそれぞれの
 ボールを上げていき、役者がアタック。技2「アルマゲドン」ボールを握りしめ
 よ!>おー!!で、小さなボールをみんなで役者に投げつける。当てるほど気持ち
 がよくなるとか。最後に最大の山場、成功するかどうかでエンディングが決まる
 技3「コズミック・ファンタジー」みんなの思いが届いて、ボールを打つという
 技。大きなボール1つを客間でそーれでリレーして回す。いきなり落としちゃって
 バットエンド?(エンディングシーンが10分くらい無くなるとか)本番では
 補助員がつく、補助がいない客席間はピンチ。やばい?、できるまで練習となり。
 本気でお願いしますよ〜。やりすぎて2周まわしちゃったりして、OK。
 最後に、成功したときの拍手を練習。

 お話。バレー部・鮎原こずみとテニス部・大空はるかの部室を賭けた死闘。こずみ・
 超高速回転のボール「デット・オア・アライブ」 VS テニス部:絶対負けない
 という思いを込めた「デイ・アフター・トゥモロー」。思いに長けた!?はるかの
 勝ち。しかし、勝敗は既に決していたと大空。1人ではできないバレー部の負け、
 テニス部員は1人ではない、自分との勝負に負けて入院中なだけ。私はバレエ部を
 追い出すために送り込まれた刺客、この学園は弱肉強食!と吠えるはるか。

 失意のこずみのもとに現れたのは、帰ってきたサッカー部のさすらい部長・風間
 りょう。こずみに活を入れる風間。自分は1人でもサッカーを続けている、目標は
 ワールドカップ優勝だ!!。思い通じあう2人(恋)。いい感じのところへはるか
 がやってくる。サッカーに熱心なのはいいけど、後一日休んだら留年よと爆弾。
 愕然とするサッカーバカ風間。

 1ヶ月後。こずみは行方不明。思惑通り、部室をのとったはるかの元へ、生徒会長
 がやってくる。更なる依頼は、なんとテニス部の廃部。約束が違うと激怒するはるか
 手荒なことはしたくない、ごたごたは勘弁してほしいと去る生徒会長の後、はるか
 の前に立ちふさがる生徒会・副会長と書記。無限大の思いを込めた「デイ・アフタ
 ー・トゥモロー」 VS 髪の毛を下敷き擦って電撃「デイズ・オブ・サンダー」。
 すわ激突の所へ、はるかへ思いをよせるハンドボール部キャプテンが水を差す。
 雨も降り始め(静電気起きず)、白けた空気に日を改めての勝負(学校が休みの
 日曜以外)。
 その頃、風間はガリ勉君へ変身。生徒会長は、サッカー入学した風間がサッカーを
 捨てたら退学じゃないかと指摘。愕然とする風間。

 翌日、雨は上がり、はるかは生徒会の対決。電撃を発する特異体質の書記は、恋人
 も出来ない怨みを、はるかとの勝負にぶつけようとする。対するはるかは新必殺技
 ・自然のパワーを込めた「デイ・アフター…」。その必殺の一撃は通り過ぎ、岩と
 なって帰ってくる(頭上から岩の張りぼて落下)。さらに、はるかが放ったスペ
 シャルな一撃を跳ね返す、生徒会の電撃コラボレーション。はるか、ピンチ

 そこに、地獄の修行から帰ってきたこずみ。こずみと生徒会2人の地獄対決。
 電撃に倒れないこずみに驚愕する生徒会2人。お前達は本質がみえていない、
 自分はやせ我慢しているだけ!と、こずみ。さらに生徒会2人が、実はお似合いの
 カップル、電撃に放つ女と物ともしない男、じゃないかと指摘。生徒会2人の闘う
 意志は失せて、ラブリー。

 手下の軟弱化を裏切りだと激高する生徒会長。こずみVS生徒会長。こずみの必殺
 の一撃をあっさりと返す生徒会長。実は球技万能の生徒会長、その詛われた過去。
 バレーボール得意の父、テニス得意の母の特訓。二人を死に追いやった球技への
 怨み。その間違いと不幸を嘆くこずみへ放たれる、世界を震撼させる技
 「ゴットファーザー」。圧倒的な力、自分の力のなさにうなだれるこずみ。そこに
 ガリ勉君となった風間。調子よく、サッカーへの情熱を呼び覚まされる。
 しかし、こずみとともに生徒会長の必殺技「アルマゲドン」をくらい、息絶え絶え。

 風間はこずえへ自分たちに欠けていたチームワークの大切さを説く。はるかも
 参戦、異種競技の三人だが目指すものは一つ「頂点」。三位一体の攻撃にさすがの
 生徒会長も倒れたかと思われたが、しぶとく復活。最強の必殺技:チームワークを
 みにつけたこずみ達の「コズミック・ファンタジー」VS暴れ八着と呼ばれた生徒
 会長のヌンチャク。

 コズミック成功(場内拍手)。いまだ球技への怨みを唱える生徒会長へ、必殺技の
 中に球技への愛を感じたとこずみ。球技への愛に目覚めた生徒会長は、旧敵達とと
 もに夕日に向かって走るのだった。

 
 既にスポーツじゃない、パッション溢れる必殺技勝負が楽しい。添えられた青春の
 明暗と恋の華やぎにも微笑み。お客との共同作業もいい感じに出来。芝居つうか、
 イベントアトラクションな一体感○。今回も愉快な1時間を過ごせたねこ。

 役者。珍しく悪キャラ・渡辺さん。屈折したキャラを、真っ直ぐに情熱的に演じて
 可笑しいやらすごいやら。汗が飛び散たせながらの丁寧語の数々もしかり。
 ボール操作の黒子・うるけんさん。隙をついての小芝居の数々がお茶目で○。

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