＠池袋 シアターグリーン メインホール(2006/4/26-30 6ステージ)
http://www.theater-green.com/
全指定 前売3700円 当日3900円 中高校生2500円
作・演出：藤井清美[青年座] プロデューサ：外波山文明
照明：沖野隆一 美術：加藤ちか 音響：青蔭佳代[音スタ] 舞台監督：伊藤新
宣伝美術：黒田征太郎、長友啓典ほか 企画制作：椿組
出演：
松熊明子 [青年座]：得田みちる（企業塾講師）
鳥居しのぶ ：浅野昌美 （企業塾生徒 元教師）
蒲田 哲 ：栗本篤生 （企業塾生徒 サラリーマン）
外波山文明 ：相沢勝 （企業塾生徒 元サラリーマンな父さん）
弘中麻紀 [ラッパ屋]：窪塚里佳子（企業塾生徒 主婦）
井上カオリ ：坂口さやか（企業塾生徒 ちゃっかり先読み）
長嶺安奈 ：篠原まや （企業塾生徒 化粧品美容営業）
木下藤次郎 ：萩野邦弘 （企業塾生徒 ことわざ好き）
李峰仙 ：山瀬美智子（企業塾生徒）
田村多加江 ：田島瑠衣 （企業塾生徒 ＯＬ 占い好き）
鳥越勇作 ：久米亘 （企業塾生徒 うっかり半衛門）
内野謙太 ：佐々木亮 （昌美の従弟）
中村美貴[ホリプロ]：相沢さつき（勝の娘）
田渕正博 ：遠藤正（企業塾事務）
2006/4/29(土)曇|雨 2:07-4:04PM(1'55) 中段中央 客席ほぼ満員(200人)
客層：中年男性と20歳代女性中心。小劇場役者ちらほら。男性過半数。
客入れ：丁寧なエレベータら動線と客席案内あり。ねこ初見ホール、都内有数の
急傾斜で舞台直近、見晴らし良好。折り込みチラシけっこう厚め、落としそうで
怖し。折り込みパンフ。B5 3ページ。役者似顔絵つき一言インタビューほか。
次回公演 7/13-23 花園神社野外劇 今年のテーマは「近松が丸井のカードで
お買い物」とか。 物販。昨年の野外劇DVD 2000円。 カーテンコール1回と
告知 2分。
野外劇と平行しての劇場公演。前回(朝日芸術賞ノミネート)と同じ作家作品とか。
舞台。グレーのフラットな空間。上手前方床に巨大バーコード。銀の細い柱がす周囲
、床に縦線とテーブル付き椅子10。ホワイトボードには、起業講習名と課題「自分
の人生の目標について」とあり。
お話。若くして世界的セールス記録を打ち立てた女性の起業セミナー。集うのは
未来を望みながら惑う、もう若くもない大人たち。バブル崩壊やらでとん挫した
元優等生と初老の男性。今の職業や日常に満足感得られない若者、主婦。病気の
子供のために時間を持ちたいサラリーマン。職業探しは、家族、恋愛、そして自分
の今のかたちを問い直すことになって…。自分にあう靴を探すように、生き方、
行き着く末を求める様のあれやこれやを、骨太に笑いをもって描いていく。
今日という自分に向き合う、穏やかな真剣しゃべり場。元優等生・教師の女性と
企業戦士だった初老の男性を中心。点取りや成績に人生を重ね、逃した人の自分と
家族再発見の過程をシビアも、暖かな視点で描く。学生時代を抱えて動けない30代
30代が見えすぎて足踏みをする20代、ねばならぬに囚われる全世代、とちくり胸に
痛くも、共感多々。
自分探しなんで言葉多量も、相対する様々個性との対話によって綴り、豊かなもの
として、好感ねこ。持ちキャラを活かした配役が、地味もしみじみとよく。穏やかに
役柄にそった演技が、心地よいねこ。
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