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 TBS製作/FIELDS presents「すけだち」

 @新宿歌舞伎町 新宿コマ劇場(2007/8/5-14 14ステージ)
 http://www.koma-sta.co.jp/
 全指定 前売り当日とも S席9000円 A席8000円
 
 作:劇団鹿殺し(丸尾丸一郎、菜月チョビ) 構成・演出:岡村俊一
 音楽:つんく♂  舞台美術:川口夏江 照明:松林克明 音響:山本能久
 衣装:山下和美 殺陣:清家利一 振付:YOSHIE、久保田冬子 特殊効果:南義明
 映像:奥田健 LED:奥田イルミカ ヘアメイク:宮内宏明
 演出助手:石内エイコ 舞台監督:原田謙二、中島武 宣伝美術:東學
 制作:鈴木優子、島袋潤 プロデューサー:松田誠、寺井禎浩 頭取:つんく♂
 制作:ネルケプランニング/アール・ユー・ピー 主催:TBS
 出演:
 筧利夫 :中条信之助(秒殺仕事人・中村もずく)
 たくませいこ:奈緒美(その妻)
 富岡晃一郎 :勘太(息子)、小鷲

 松浦亜弥 :神崎ひかる(鎖鎌戦士ザクザクムーン)
 時東ぁみ :中宮桃子(スケバンポリス・モモコ)
 小堀裕之[二丁拳銃]:桜金ノ丞、竹林(いじめっ子)
 川谷修士[二丁拳銃]:越後屋俵兵衛、海苔夫(いじめられっ子)
 
 北村有起哉:白鳥尽(反乱軍 銀河青年隊)
 青柳塁斗 :赤井蠍(反乱軍 銀河青年隊)
 森山栄治 :大鷲翔(反乱軍 銀河青年隊)
 Takuya  :ボルクス
 中川真吾 :カストル
 成清正紀[KAKUTA]:ブルカニ博士
 鷲尾昇  :プチカニ(助手)
 篠田光亮 :海蛇

 宮川大輔 :ハーデス(独裁者)、課長島野
 大口兼悟 :リネザ(手下)
 三浦涼介 :ソルマ(手下)
 ギャル曽根:メイド
 青谷優衣:ハルヤ姫(前王の娘)

 久保田創、藤榮史哉、塚田知紀、宮嶋剛史、栗林真弓、那須野恵、岡本陽介、
 三浦淳

 2007/8/11(土)猛暑 1:05-3:20PM(1'11/休21/41)中段中央 客席7割(1400人)
 客層:20-30歳代最多に老若有象無象。男女半々。家族連れは少。
 客入れ:劇場内外でプロマイドを売ってたり、一部で盛り上がり。最後尾は空席。
 開演前MCがあったように男子トイレに列。TV収録につき、中央席空席。
 物販。パンフ(A4 55ページ 2500円)挨拶、耽美写真メインに役者紹介と稽古場
 模様。Tシャツ2500円 タオル1000円 クリアファイル500円。メインはプロマイド
 1000円〜300円までセットあれこれ、売り切れのものもちらほら。
 
 劇団鹿殺し主宰2人の青田刈り?脚本、アイドル主役に手練れ?の脇役、アイドルに
 手慣れた?岡村俊一演出にて。コマ上演とは思えない、耽美なチラシは○。

 舞台。3重の回り舞台と各セリを活用。ぶんぶん回して転換、上下させてで建物らに
 見立て。背景に巨大スクリーン、なにかと背景や効果線やら投影。

 お話。女性アイドルと中年役者@TV戦闘もの撮影中を、宇宙人達が誘拐。母星の
 独立戦争救世主として、できる地球人を頼みとするため。よくわかってない2人は
 リアル戦闘も撮影の要領でこなすが、うまくいくわけがない…。そんな活劇模様に
 アイドルの父への思慕の念と憎しみ、家族崩壊の瀬戸際にある中年役者の思いを
 絡ませて描く、喪失と再生の物語(かな)。
 
 気をひかれて観たけど本編を見てもすっきりせずな、映画予告編印象。岡村俊一
 演出なつか芝居に激白するモノローグ、熱いモブダンスと歌、時々脱力にギャグめき
 の演劇祭り。勧善懲悪活劇の体も、内実はいずれも理があり、すっきりとはいかず、
 重苦しい。善悪ともに辛い胸の内は伺えるけど、人となりの描写が荒く、共感に
 至らず。うーん。多彩な役者陣はそれぞれの仕事をこなすも、交感に乏しく。
 筧さんは激白<>時々エロバカの定式。あややさんは歌とダンスは結構あるも華やか
 さを封じられ、健闘けなげな演技が痛々しい。北村さんも同様封じられ。うーん、
 もったいないと思うねこ。

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