＠赤坂見附 赤坂RED/THEATER(2007/11/10-24 20ステージ)
http://www.red-theater.net/00_topic.html
全指定 前売り当日とも5000円
＠福岡 西鉄ホール 11/30-12/1
＠大分 大分市コンパルホール 文化ホール 12/2
＠京都 京都府立文化芸術会館 12/6-9
作・演出：前川知大[イキウメ]
音楽:向井達也 美術:加藤ちか 照明:原田保 音響:長野朋美 衣裳:岡田敦之
舞台監督:石井香織 宣伝美術:東學 宣伝写真:谷敦志
プロデューサー:松本あき子 制作:尾形真由美
企画・制作:（株）ケイ・ファクトリー、（株）パルコ
出演：
佐々木蔵之介、仲村トオル
2007/11/18(日)木枯 5:05-6:29PM(1'23)後方上手 客席超満員(140人)
客層：20-30歳代女性9割、時々男性。
客入れ：即日完売も、直前にぴあで追加席がでるなど、実は結構余裕。当日券あり
詳細不明、階段座蒲団席11名まだ余裕。 折り込みチラシそれなり 折り込みパンフ
なし。物販。パンフA4 22ページ 1000円 大判の写真、挨拶、対談、稽古場写真
など。サイン入りポスター1500円 Ｔシャツ2500円 手ぬぐい1000円。
カーテンコール2回1分。
佐々木蔵之介の２人芝居企画ユニット第２弾。いま一番注目される作家の一人、
イキウメ・前川知大を起用、意外と年上・仲村トオルと共演。
舞台。岩屋。よくみれば壁の棚に本やＤＶＤが並び。中央の柱から、骨組みだけが
残ったアーチが左右。上手、壁同様に石を組んだテーブル、木製の椅子１。過去の
記憶をさかのぼる場面では、コラージュした数字映像を全面投影。
お話。気がつけば、人生を復讐じゃなく復習する部屋。戸惑う男・蔵之介に先住の
男・仲村は思い出さないと成仏できないのでは？と読むこと促し。同じような部屋、
住人が無限にあるとのこと。読んでいく内に2人の接点が判明、それはどっぷりと
輪廻や縁で結ばれていて。
特異もわかりやすく、おかしくも意味深い、人生賛歌。生前から前世まで遡る内、
とんだ愛憎関係が浮かんでいくミステリー仕立て。時間を行き交い、役柄や心理は
錯綜する込み入った構成も、劇作の妙技が冴えて曇りなく、わかりやすく明晰。
後悔先に立たず、とほほな死後の今と、記憶と痛ましい真相が重なり、滑稽ながら
切ない物語とし。人生に無意味なことはない、という肯定がシニカルな物語を
底から暖めて心地よいねこ。
輪廻転生の役代わりらサービスを含めて、役者芝居のお楽しみ全編。男達の愛しい
不器用さと率直さが描かれていて好感ねこ。
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