＠渋谷 PARCO劇場(2009/8/17-9/6 25ステージ)
http://www.parco-play.com/web/page/
全指定 前売当日とも7500円
＠岡山 倉敷市芸文館ホール 9/9 1ステージ
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 9/11-13 5ステージ
＠広島 広島ALSOKホール 9/15 1ステージ
＠福岡 福岡サンパレス 9/17 1ステージ
作・演出:前川知大 音楽:小林つん太 美術:土岐研一 照明:原田保
音響:原田耕児 衣裳：山下和美 ヘアメイク:西川直子 演出助手:長町多寿子
舞台監督:林和宏 宣伝美術:東學 宣伝写真:谷敦志
宣伝PR:ディップス・プラネット 製作:山崎浩一
プロデューサー:松本あき子、尾形真由美 企画:Team 申 企画・製作:㈱パルコ
出演：
佐々木蔵之介：天野
市川亀治郎 ：葉刈（はかり。天野の大学時代の友人）
中尾明慶 ：魚住（うおずみ コンビニ常連）
有川マコト ：雄二（ゆうじ 天野の弟）
手塚とおる ：岸（きし）
浅野和之 ：時枝（ときえだ 天野元同僚 失職中）
2009/8/22(土)曇 2:05-4:05PM(1'58)後方中央 客席満員(450人)
客層：20-30才代女性8，9割。お友達連れ中心。男性はおじさん多め。
客入れ：ロビーは花それなり、風船オブジェあり。 折り込みチラシ結構、パンフ
なし。物販。パンフ A4 50ページ 1500円。袋付き。松岡和子×前川×蔵之介対談
収録。サイン入りポスター2000円は品切れ。 カーテンコール2回2分 熱心な拍手
上がり。
佐々木蔵之介の男芝居企画最新。前川知大作品は「抜け穴の会議室」以来。
舞台。リアルに造り込まれたコンビニ店内。中央前後に棚、壁に弁当とドリンク、
冷蔵ケース。トイレが上手、手前にその場で飲食できるよう、カウンター１とテーブ
ル２。下手手前に出入口、奥にＬ型レジカウンター、上部に○時計。壁にオレンジと
緑のラインが舞台幅で引かれ。
お話。天野は正義感の強さから会社とそりが合わなくなり、辞職。実家のコンビニに
帰省。入院中の父に代わり、弟が店長。店には万引き少年と、天野の内部告発で首に
なった元同僚がたむろしている。街では宗教勧誘かという、ビラ「悔い改めよ、再生
の時は来た」。しかし、それは7年前に死んだはずの旧友が配っていたから尋常では
ない。なぜ彼が今になって現れたのか、そして付き従う黒ずくめの男とは一体。
荒唐無稽SFと断ぜない、時代を映し示唆に富んだ舞台に、うーみねこ。コンビニ＝
現代の神社として、異世界に繋がる設定。無慈悲な神の選択と抗う人間という
テーマ。これを正義感あれど、非情な人事課サラリーマンを主人公にした物語で、
リアルに深掘りしていく。知的でスリリングな展開に興味津々ねこ。くだけた現代
口語の、ズレのユーモアとペーソスを散りばめた会話はしばし笑いを生んで、案配
よし。舞台美術を変容してみせる映像は近頃お馴染みも、今作品には威力を発揮し
て、見物。
役者。野郎ばっかり、しかも濃い面々。熱く刻むような演技が気持ちよい、佐々木
蔵之介。しゃちほこばりもまたかちっと端正でいい感じな、市川亀治郎。くだけ方と
間の良さはさすがの、浅野和之。ぞくぞくする黒の魅力、手塚とおる。いくどか
箸休めさせてくれて和みキャラ、有川マコト。細身もなかなかどうしての念波を
発する、中尾明慶。
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