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 tsumazuki no ishi「Sheep fucker's exit」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2008/1/31-2/6 10ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari.html
 全指定 前売3500円 当日3800円

 作:スエヒロケイスケ 演出:寺十吾
 照明:Jimmy((株)フリーウェイ) 音響:岩野直人(ステージオフィス)
 映像:中野保(潟tリーウェイ) 舞台監督:田中翼 舞台美術:小林奈月
 ロゴデザイン:マツウラタマエ 宣伝写真:久家靖秀 宣伝美術:大橋修
 歌唱・パーカッション指導:坂本弘道、栗木健 振り付け:石丸だいこ
 アンダー:水島義人 演出助手:岡野正一、嶋崎諭、根井麻樹 制作:原田瞳
 企画・製作:tsumazuki no ishi
 出演:
 自己啓発セミナーLSD(LIVE SPACE DOOR)
 伊達暁 :ヤスオ(幹部兼、トレーナー)  [阿佐ヶ谷スパイダース]
 松嶋亮太:ヒデオ(LSD代表兼、トレーナー)
 今井勝法:ミキオ(LSDアシスタント)   [幹生/横浜未来演劇人シアター]
 松原正隆:下左近(LSDアシスタント兼経理係)

 中野麻衣 :コンちゃん(LSD2期生 1号)
 鈴木雄一郎:トオルちゃん(2号)
 永野昌也 :久野君(LSD3期生3号) [スエヒロアンドスロモースローガンズ]
 岡野正一 :佐田君(4号)
 釈八子  :小山内(5号)
 金子岳憲 :鳥海(6号)  [ハイバイ]

 宇鉄菊三:おっちゃん
 蒲公仁 :おまわり   [個人企画集団*ガマ発動期]
 寺十吾 :女オトコ
 竹下カオリ:シマリス
 日暮玩具:モモンガ
 太田晶子:カエデ
 高村圭 :すみれ子[Mカンパニー]

 2008/2/3(日)小雪 7:07-9:27PM(2'20)最前方中央 客席ほぼ満員(130人)
 客層:20-30才代、男性過半数。単独客多め。
 客入れ:傘預かりは名札取り付け。全椅子席、ひな壇に10列。場内誘導随時。
 折り込みチラシそれなり、ゴム止め、鉛筆付き。パンフ B5 3ページ。挨拶、
 スタッフ、配役。次回公演 10/9-19@スズナリ「難民X」 物販。台本1000円
 Tシャツほか。カーテンコール1回。

 新作かと思いきや、旧作とパンフに断り。猫田直さん降板寂しくも、伊達暁を迎え
 パワーアップした男芝居でカバー。

 舞台。幹線の走行音が絶えない、猫の額公園。後方、ゆがんだビルシルエットを背景
 にコンクリートの通行橋、下手階段から降りて、脇に立木と緑公衆電話BOX。
 公園砂場の脇にベンチ2。アーチを描く橋脚から、花見などしてる大公園への道。

 お話。殺し屋養成を裏家業とする、斜陽の自己啓発セミナー。仕上げた洗脳第一号が
 失敗。一転警察に追われる身となり、大ピンチ。自傷と依存のセミナー員達の横、
 教官との狂った上下関係。役場へ潜入バイト・睡眠不足と薬物依存の教官ヤスオの
 バッドトリップ。拳銃に力を得た生徒達の反逆。など、狂騒の一夜。
 
 出口を自ら閉ざした男達の泥沼万歳天国。暴力的な言動に恐れと哀切を込め、かと
 いってシリアスに浸らず、乾いたタッチで描き。ビジュアル、時々派手目にアングラ
 風。睡眠不足男の幻覚シーンで群唱+暗雲嵐映像どっかん。派手なのに寂しさ漂い、
 たまらない。非常口マークの電話ボックスは外との窓なんに謎の女に占拠され。
 通わず叶わずのしがらみメタファー。役者は脱力、暴力ともに体当たり。すれから
 したムードがやるせなく、ダメ人間ぶりの情けないも漂い素敵。歪んでいても小劇場
 演劇ど真ん中なひねり具合が○。
 

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