＠三軒茶屋 シアタートラム(2008/5/1-4 6ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 一般5000円 学生3500円（ティーファクトリーのみ）
友の会会員割引4500円 世田谷区民割引4800円
＠青森 青森県立美術館1階シアター 5/10-11 2ステージ
作：寺山修司 演出：川村毅 衣装・美粧：宇野亜喜良
照明：大野道乃 音響：尾崎弘征 舞台監督：小松主税 企画・監修：森崎偏陸
宣伝美術：宇野亜喜良、森崎偏陸 制作；金子ちひろ、山下佳奈子
製作：平井佳子 ティーファクトリー 助成：日本芸術文化振興会 舞台芸術振興事業
出演：
川村毅 ：毛皮のマリー
手塚とおる ：欣也（美少年）
菅野菜保之：紋白（美少女）
笠木誠 ：下男、醜女のマリー
中村崇 ：刺青の水夫
伊澤勉 ：鶏姦詩人１
村島智之 ：鶏姦詩人２、快楽の滓
森耕平、森山光治良、椎谷陽一、村井雄、岡大輔、関洋甫 ：美女の亡霊
2008/5/4(日)曇 6:06-7:20PM(1'12) 最前方下手 客席9割(210?人)
客層：20才代女性と中年男女。美人多め、おしゃれ着女子結構。
客入れ：Ｂ列最前列。折り込みチラシ若干。パンフ B5 4ページ。配役、出演者
プロフィール、スタッフ、次回公演。6/28-7/6「路上２」＠SPACE雑遊。 物販。
戯曲本など。カーテンコール2回2分。
寺山修司の義弟・森崎偏陸もりさき・へんりっく×川村毅企画公演。千秋楽の今日は
寺山の命日にあたり。
舞台。真白いソファ、ベットとサイドテーブル、曲線でできた浴槽。後方に蓄音機が
ぽつねん、背後は天井高さまで真っ赤な劇場の大型扉と、中空に吊られた柱時計。
お話。美貌の男娼・毛皮のマリーと、彼が生んだ美少年・欣也。2人の間にあるのは
近親愛またまた憎悪なのか。
予想外の大収穫。川村・マリーをはじめ、手塚・欣也、菅野・紋白も世界にかっちり
と嵌る。美装衣装に奇天烈メイク・土方のオカマにがぶりよつのマリー・川村。
箸より重い物をもったことがない浮世離れの体、イノセントな危うさな美少年・手塚。
猥雑で耽美、馬鹿げていて詩的な寺山の言葉が活き活きと響かせ、とっても楽しい
ねこ。宇野亜喜良の美術と衣装はギリシャ風、真白く美しい。プラチナカラーの髪に
白衣のコロスがそろって、ラストは「最後の晩餐」なタブローになる。いままで
見たことない演出と思ったら、これに限らず戯曲に忠実な上演とか。思ってたより
自由でお馬鹿に遊ぶ、寺山作品の面白さ、再発見ねこ。
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