＠新宿 花園神社特設ステージ(2008/7/12-22 ステージ)
指定席 4500円 前売り自由席4000円 当日4300円
7月19日3時「山崎ハコ・ライブ」3.000円
脚本・演出：水谷龍二 主題歌：山崎ハコ
劇中劇「舞王と工場ダンサー」 作・構成。演出：江本純子[毛皮族]
照明：沖野隆一（RYU CONNECTION） 美術：加藤ちか 音響：青蔭佳代（音スタ）
衣裳：小原敏博 殺陣：山田一善 演出助手：小松明人
舞台部：趙徳安、森川美恵子 テント設計：大塚聡 テント設営：東弘英
舞台監督：吉木均 宣伝美術：黒田征太郎、長友啓典、上浦智宏、中村健＋K2
企画制作：椿組 プロデューサー：外波山文明 主催：（有）椿組
助成：日本芸術文化振興会・舞台芸術振興事業
出演：
千葉哲也 ：ニシミネ
町田マリー：ユイ (キャバレーダンサー） [毛皮族]
有薗芳記 ：トニー桐野（キャバレーオーナー）
江本純子 ：メリー （工場長 トニー妹）[毛皮族]
平塚真 ：タダシ （トニー使用人）
辻親八 ：カツラ（元大道芸人）
李峰仙 ：ユキジ（その娘）
犬飼淳治 ：チェ （自称革命家）[扉座]
伊藤新 ：？ （チェの信奉者） [ダミアン]
木下藤次郎：頭 （チェの信奉者）
古屋治男 ：？ （チェの信奉者）[椎名町オフィス]：
鳥越勇作 ：？ （チェの信奉者）
田渕正博 ：マツイ（管理局課長）
恒松敦巳 ：？ （管理局局員 主任）
佐久間淳也：コンドウ（管理局局員） [FINE BERRY]：
根本大介 ：タケダ （管理局局員） [鳥人間コンテスト]
羽鳥名美子：リナ （キャバレーダンサー 脱走計画中）
井上カオリ：ヒロコ（キャバレーダンサー むっちり）
長嶺安奈 ：ワカ （キャバレーダンサー）
岡村多加江：チャチャ（キャバレーダンサー むっちり）
横関咲栄 ：ノリコ（キャバレーダンサー やたら踊れる トニー娘）
浜野まどか：？ （キャバレーダンサー）
本多英一郎：ユウジ（キャバレーダンサー ゲイ） [髭の会]
沖田乱 ：キミフク（キャバレーダンサー）
宮本翔太 ：トオル （キャバレー使用人 メリーに片思い)
柿丸美智恵：桐野トラ（風俗店オーナー トニー妹）[毛皮族]
和泉歩 ：トモコ （クスリ屋店長）
外波山文明：外波山文明（伝説のアングラ役者）
2008/7/13(日)晴 7:07-9:10PM(2'03)最前列より 客席ほぼ満員(270?人)
客層：老若男女幅広く、前方に多い男性は毛皮族ファン？。
客入れ：屋根付きテント。開演前は込まれているので蒸し暑く、無料うちわを配り。
ひな壇にベンチシート、指定席3列自由席11列。下の多少荷物置くこと可能。ビール
、お茶を場内売り、今年は饅頭など食べ物なし。折り込みチラシそれなり。パンフ
B5 3ページ。写真付き配役は相関配慮して構成。次回公演。来年4月阿藤知恵新作＠
スズナリ。花園神社野外劇は中島淳彦新作 物販。公演DVD。
カーテンコール1回1分。
恒例、夏の花園野外劇。水谷龍二の書き下ろし＋毛皮族の劇中劇・レビューの
お楽しみ。
舞台。土の地面に緋色の幕で、工場キャバレー。開けると、トタンの掘っ立て小屋が
ならぶ、ゴールデン街跡地。終盤、開口から覗き込む通行人ちらほらあり、客席から
くすくす笑いがあがり。
お話。2038年。格差社会は極まり、新宿ゴールデン街一帯は外国人や貧民層の強制
隔離区域。牛耳るのは、キャバレー経営者兄妹と、金で繋がった保安警察。キャバレ
ー経営者は店の子達と多重婚、その妹はダンサーとして趣味半分で酷使。行き倒れが
日常茶飯事の街には、自転車に乗った自称革命家が口先ばかりで活動。わらにもすが
りたい住人から、少しづつ活動資金集金。そんなある日、一人の男が紛れ込んで
くる。逃げた女房を捜すためだが、わざわざやってきたのには重大な訳があって…。
地味に本筋、派手にうらすじを刺激するコンビ趣向。蒸し暑い場内に暑気払いと
賑わうダンス＠アイドル歌謡。猥雑な毛皮族芝居とも、舞台設定にお似合い。
どうしてもリードボーカル・江本純子は不動も、芝居メインは羽鳥名美子と台頭。
モノローグがしっとり素敵。独占店主・有薗芳記の年齢を感じさせぬ、ハイテンション
のキレ具合、猥雑さにほよよ。千葉×町田の本筋は地味。演出も屋台崩しや本火使用
なく、野趣控え、さらっとクライマックス。ちと物足りないねこ。
いつもちょい役が多い外波山文明。今回は俳優自身として準主役。71年の記録映像と
併せて、30年後の「はみだし劇場」演目を演じる。郷愁うんぬんではなく、今この
瞬間に演じ続けることへの執念がビシバシ。なんか切なくなるねこ。
[月間一覧］