＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/8/8-12 7ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売2000円 当日2300円 平日マチネ割引 前売・当日共1800円
作・演出：田上豊 舞台美術：青木拓也 照明：伊藤泰行 音響：泉田雄太
宣伝美術：ドラゴン・ヤー 制作：尾形典子
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
企画制作：田上パル、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
平成20年度文化庁芸術拠点形成事業 助成：財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
出演：
松高義幸 ：小林康隆（村民・神社の人）
平岩久資 ：坂本洋（村民・旅館の人）
鶴川春男[タテヨコ企画]：神田肇（村民・農業・長男）
土田祐太 ：神田一平（村民・肇の弟）
堀善雄[ザ・プレイボーイズ]：大山元一郎（村民・警官）
星野秀介 ：長谷場亮（都会から来た元村民）
菅原直樹 ：井上伍作（都会から来た祈祷師）
植村宏司[パラドックス定数] ：後藤博文（地域づくり専門家）
安村典久 ：山田夕陽（旅館の客）
2008/8/11(月)曇 7:36-9:16PM(1'40)中段中央 客席満員(80人)
客層：20歳代中心、中年層2割。男女半々。
客入れ：当日券キャンセル待ち。整理番号順入場。全ベンチシート ひな壇に6列。
荷物預かりあり。 折込チラシそれなり。パンフ A5 3ページ。挨拶、配役、
スタッフ。次回公演。3月2「改造☆人間(仮)」＠こまばアゴラほか。
物販。上演台本500円。 カーテンコール1回。
熊本弁でガチンコ勝負な彼らの新作。
舞台。襖障子の小部屋。周囲に紙垂付きの綱を巡らし、お札を貼って神社ムード。
下手に鳥居型のぶっとい梁と、がらくたでご神体が見えない祭壇？。上手に中二階
への小階段。正面の襖障子を開けると、縁側廊下とよしずをたてた庭。
お話。心霊スポットやらで村おこしを企む、村に出戻りの青年。祈祷師をつれて
きて、熱く怪しく活動。既にダム建設が決まって、実は悪あがき。それでも同級生達
は仲間意識からか荷担。面白くないのは、すったもんだのストレスで、父親を失った
同級生。いまさら何をしようというのかと逆上。
熱い芝居に田舎の寂寥感が滲み、ええ味わい。通常だと地味でシリアスな物語に、
奇天烈または面倒なキャラと出来事を絡め、スラップスティックに彩り。持ち味の
肉弾相打つ、本気の喧嘩芝居で、むやみにヒートアップ。軽重、高低の味わいで
底上げされたエンタメを、本来のやるせなさとも楽しむねこ。
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