＠中野富士見町 plan-B(2009/2/14-15 2ステージ)
http://www.i10x.com/planb/
全自由 予約2500円 当日2800円
音：西原尚 照明：田中あみ（デザインのみ） 装置：らん 撮影：石原志保
振付・出演：田中泯
2009/2/15(日)晴 5:18-6:21PM(1'03)前方より 客席8割(30?人)
客層：20才と中高年、男女半々。
客入れ：開場開演18分押し、それまで隣接の談話室で待ち。会場キャパからすると
広いロビー。折り込みチラシ、パンフ無し。物販。ジャムなど農作物。
カーテンコールなし。
昨春以来みるねこ。学生と中高年の静かで熱心な客席はいつもながら。
舞台。中程、等間隔に３つの盛り砂(中に固形燃料）。黒い背景幕の中央下に炎の
ような図案。
構成。暗闇の中、マッチと焚き火で照らされる、覚束ない心神。ドスドスと歩行し
、壁にぶち当たる、床に転がり、つむる両眼、くねくねとむずがる動きはまるで
赤ん坊。僕はカラカラだったとぽつり、獣めいた咆哮、体が次第に膨らみ千年が
経った、おへそを失ったと呼び頭を抱え、闇に泣く、あっちへ行くとはなんだろう
か。火をつけるたび、吾を知り、立ち上がり、自立していく幼児のような有り様
（かな）。ラストは、背景幕の裂け目に体を吸い込まれ。出産？。頭だけ残しての
カーテンコール挨拶に場内笑み。
本火を前に揺らぐ身体、放たれる惑いと痛み。確たる強靱な筋肉で演じられる、
脆弱の妙または底にある生命力。とても人間的な舞踏にいつもながら感銘をうける
ねこ。
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