＠新宿 紀伊國屋ホール(2009/4/27-5/1 6ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall2index.html
全指定 一般 前売4500円 当日5000円 学生3500円 シニア4000円
＠山形 川西町フレンドリープラザ 3/8
＠岩手 盛岡劇場・メインホール 3/10
＠福井 越前市文化センター 3/13
＠三重 フルサト会館イガ 大ホール 3/14
＠島根 島根県芸術文化センター「グラントワ」小ホール 3/17
＠山口 山口情報芸術センター スタジオＡ 3/18
＠宮崎 都城市ウエルネス交流プラザ ムジカホール 3/20
＠長崎 アルカスＳＡＳＥＢＯ イベントホール 3/22
＠福岡 エルガーラホール 3/25
＠神奈川 県民共済ミライホール 3/29
作：別役実 演出：柄本明 照明：日高勝彦 音響：原島正治
作曲：朝比奈尚行 舞台監督：浅沼宣夫 宣伝写真：塩谷安弘 宣伝美術：立川明
プロデューサー：岡田潔 企画制作：トム・プロジェクト
平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
2009/5/1(金)快晴 2:05-3:21PM(1'15)中段上手 客席満員(400人)
客層：中高年中心のシニア客席。男女半々。夫婦連れ多め。
客入れ：当日前売りとも売り切れ。平日昼公演につき、ぐっと大人よりの渋客席。
折り込みチラシそれなり、パンフ A4 3ページ。作家、プロデューサー挨拶。
物販。関連本。
別役実の初一人芝居作品とか。ふーん。怪優・柄本明の演出・出演にて。
舞台。一段高く島舞台、袖は覆わずにスタッフの姿も覗き。上手にバス停とベンチ
下手にコンクリートの太い電信柱。ほか一面土色。
お話。とぼとぼとねずみ色スーツの自称・セールスマン。きらくの体で客席に話し
かけていく。自分の商売、なぜここにいるのか。居続けるため、言い訳や証拠を
残すのに腐心。やがて、男の抱えた出口のない事情がみえてくる。
淡々と刻むように居続ける、真摯殊勝なありさまに心打たれるねこ。生き場を探し
て彷徨う男の滑稽さとやるせなさを、飄々と、しかし底に激情を置いて演じ。
神の目な距離を置きつつ、現実から視線は外さない。不安の時代、また感動を装う
ことがまかり通る時代に、ひっそりと確かな感触が沁みる一幕。レパートリー
され、また見られることをひそかに期待したいねこ。
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