＠初台 新国立劇場 中劇場(2009/9/25-27 3ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席6300円 A席5250円 B席4200円 C席3150円
振付・美術・照明・音響・衣裳：勅使川原三郎 演出助手：佐東利穂子
選曲：勅使川原三郎、中野泉 照明技術: 清水裕樹 (HALO)
音響技術：三森啓弘（サウンドマン） 衣裳進行：加藤悦子（グループ色）
舞台監督：黒澤一臣(OSK) アシスタント：ケティング奈々
制作：新国立劇場
出演：
勅使川原三郎、佐東利穂子、鰐川枝里、加見理一、高木花文、ジイフ、川村美恵、
ケティング・ナイル
2009/9/26(土)晴 6:06-7:32PM(1'20)1F最前列下手 客席6割(600？人)
客層：大人寄りに老若男女幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券不明。後方サイド、2F後方に空席あり。最前列は6列目。チラシは
少々。パンフ B5 5ページ。挨拶、パフォーマ紹介、舞台写真。物販なし。
カーテンコール4回5分。
ワークショップ出身の20代ダンサーをいれた新ユニット。
舞台。中規模舞台を、そのまま前後左右に移動できる中劇場。前方舞台と同じ空間を
もつ後方も繋げた奥行きある舞台。
構成。プロペラが遮る影で照明が駆け巡る中、浮かぶパフォーマ。緩急自在なテッシ
ーソロ。超高速で舞う伊東ソロ、他とのデュオ、トリオ。
純ダンスと動く展示の夕べ。全体、優雅にゆったりとした時間が流れる印象。きり
きり舞いな緊迫感、エッジ感はあんまなしでリラックスねこ。フォーメイションや、
背景ら装置を変え、種々趣向で「展示」。時々、眠気をもよおしながら、興味深く
みるねこ。
眠気を飛ばすのは、油断ならないテッシーダンス。瞬発する動き、剛柔ら感触変化が
目を惹きつけて止まず。さらに輪を掛けるのが、目まぐるしいノンストップダンスの
佐東利穂子。高速で手を振り回しながら、ステップはついぞ止むことなし。赤い靴を
履いた運命のダンサーとはかくや？、な踊りまくりぶりに魅入るねこ。
構成覚書
・ゴー低音。プロペラ越しの照明が、明暗しながら舞台一面を駆けめぐり。後方に
2人、くねるような動作。舞台最奥50m先に高低の身の丈3人。明暗につれ、
そこかしこに立つ人達が現れ。一同、フード付きのコート姿。
・中程にスクエア照明。鰐川だっけソロ、が泳ぐようにだだよう。
・舞台前後に立ち座りする人達。
・テッシーソロ。瞬発停止、剛柔な感触を変えながら、緩急自在に繰り返し。
・佐東ソロ。ヴァイオリンソナタ。大きく手を振り、後ろで交差させながら、
後退の動きを休みなく繰り出し。
・奥へ歩行。
・バロック音楽。テッシー、腰を低く反り、絶え間なく動き続ける佐東とデュオ。
ロール、高速で手を大きく振り回し。動きは残像しかみえない。
・テッシーに、3人マントが参加。組みつほぐれず、入れ替わり立ち替わり。つむじ
風に舞う、落ち葉のよう。デュオ。無音になって、継続。
・ゴー低音。くねりながら全身。スポット灯りの中、それぞれゆっくりと、拘束され
たかのように動きを交えて。
・円弧を描く壁装置。バロック音楽。シルエットを投影しながら、テッシーソロ。
佐東も加わり、壁周囲を走る。回転灯な照明が同調。
・バロック音楽、続く。前後床に光の道が水平に3本。テッシーと佐東、起立。
・パンクにノイズ音楽。回転灯が舞台全体。光の道で麻痺めいた動き。
・バロック音楽。後方に小さな斜面6つが横並び。頭を下に横たわる6人。
・佐東、麻痺。テッシーと動かないデュオ。他4人はその場走り。ゆっくりと腰を
落とす。メシアンの宗教曲。全員、その場走り。
・続いてメシアンの宗教曲。走り、横並び、前後に展開、一人ずつ後方に消えて
いく。佐東と鰐川だっけ？が残り。時折互いを見やりながら、その場走り。
・後方にいた人達と走る。スリット照明を出たり入ったり。前に出て集合、顔だけ
照明が当たって浮かび。
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