＠日比谷 シアタークリエ(2009/10/3-31 33ステージ)
http://www.tohostage.com/theatre_crea/index.html
全指定 S席8800円 A席7500円
原作映画脚本：木村武（「ガス人間第１号」1960年東宝映画）
脚色・演出：後藤ひろひと[Piper] 主題歌：中村中 美術：池田ともゆき
照明：黒尾芳昭 音響：恩田哲寛 衣裳：木村猛志 ヘアメイク：宮内宏明
舞台監督：西村正樹 演出助手：古川典史
企画協力：よしもとクリエイティブ・エージェンシー プロデューサー：服部優希
出演：
高橋一生 ：ガス人間 橋本
中村中 ：藤田千代(ミュージシャン)
三谷昇 ：盲目の老人(藤田千代付きのエンジニア) [演劇集団円]
中山エミリ：甲野京子(週刊誌記者)
水野透（リットン調査団）:編集長 戸部
悠木千帆 ：編集部員 川崎
伊原剛志 ：岡本賢治(刑事)
渡邉紘平 ：青年刑事 田端(岡本部下) [東京深夜舞台]
山里亮太（南海キャンディーズ）：ガス調査員 田宮(警察鑑識)
水野久美 ：久子(ガス人間橋本の母)
後藤ひろひと：後藤ひろひと、プロデューサー 紋太
2009/10/4(日)晴 6:00-8:35PM(55/休21/1'14)最前方中央 客席7?割(450?人)
客層：20-30才代中心、大人寄りに幅広く。女性7割。いのうえひでのり氏も客席に。
客入れ：当日券不明、後方に空席多数。折り込みチラシは希望者のみ。パンフなし。
いつもながら係員潤沢。物販。パンフ B5 39ページ 1500円。文章ほどよくあり。
休憩長め、直結のレストラン街で軽食可能。客席も可能なのね。
カーテンコール4回5分。終演後にエントランスにちょっとしたインスタレーションあり。
同名・東宝SFホラー映画の舞台化。大王初？の原作つき作品。
舞台。抽象無機質な柱と階段、壁のセット。中央、浮遊した◇柱で囲まれた両階段。
お盆が回って、階段位置角度変え。左右ハの字に壁。映像は、過去説明用に使用。
お話。連続通り魔・殺人事件発生。飄々とした刑事と、親密な女性トップ屋が追う内
に結ばれる点と線。被害者は薬物事件から解散したロックバンドの関係者。容疑者は
女性ボーカリスト。しかし、真相は彼女の知らない男の片恋にあって。
役者芝居が個々楽しく、お話はストレートもスパイシー。前半ゆったりドタバタと
人物紹介、後半緊迫、急展開、ラストでどんでんがえし。前半のすきま風感、後半の
掘り下げ浅めなのが物足りないけど、そこはおいしい役者芝居で充足。なにげにアイス
クリーム芝居がかっこよい伊原剛志。深い眼差しにドキドキな高橋一生、健気元気な
中山エミリ、一人キモイ芝居上手な山里亮太。重鎮、三谷昇、水野久美の昭和ムーディ
は貴重。でたがりな大王はどうしても面白解説、真逆に極道芝居と楽しそう。そして
、昭和歌謡のコクと濃さを受け継いだ中村中の歌唱。彼女の唄と哀しい一生君の取り
合わせだけで、ぐっと来てしまうねこ。
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