＠木場 木場公園多目的広場(2009/11/7-8 3ステージ)
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index020.html
全自由 前売(共通券のみ)表1500円 当日2000円
＠静岡 寿町倉庫 10/9-11 4ステージ
＠大阪 インディペンデントシアター 3ステージ
作・演出：うるけん一郎太
制作：笹木良子 舞台監督：鈴木創 映像：笹木祐 舞台：うるけん一郎太
広報：猿顔★こうちゃん 美術：池ヶ谷馨 衣装：ハル美、くるっぱぴっこ
メイク：真田万左美、馬走ＰＯＭ 受付：真田夫人の夫、馬走ＰＯＭ
照明オペ、音響オペ：笹木良子 映像オペ：嘉本明日香 装置移動：鈴木創
出演：
魚人ごろー ：おじいさん
くるっぱぴっこ ：おばあさん
うるけん一郎太 ：桃太郎
ハル美 ：かぐら姫
味の素あーや ：赤鬼
嘉本明日香 ：乙姫
猿顔★こうちゃん：牛若丸
鈴木創 ：亀
笹木良子 ：金太郎
池ヶ谷馨 ：謎の男
2009/11/8(日)晴 4:06-5:09PM(1'00)北側より 客席5割(11人)
客層：子供連れ中心。通りすがりのご近所親子1組あり。男女半々。
客入れ：蒲団ベンチ、対面2列ずつ。子供半数なんでゆったり。「裏公演」の
お客は表舞台・客席を通って、舞台裏へ移動(3，4人？）。開演前に、うるけん
さんから諸注意と、お客参加趣向での小道具(金塊)、全員におもちゃ刀配布。
折り込みチラシなし、パンフ A4 2ページ。挨拶、スタッフ、舞台写真と配役
次回公演。6月2本立て「竜と魔法と剣と王子様」「静岡特捜スルガンジャー」
＠静岡。 物販。缶バッチ、Ｔシャツとか。カーテンコール1回3分。
客席を舞台側と舞台裏それぞれに設けて、事前選択する趣向。裏の座席数は表の半分
ほど(7，8人？）開演前に役者の指示でぽかぽか殴るオモチャ刀を配布、見えない
設定になっている装置の念押し、準備はいいか！でオー！のかけ声練習。超歌劇団
初心者の親子連れを中心に説明。
会場・舞台。長手方向に対面客席。蒲団敷く独特。その間、50cm前は迫真の演技
スペース。周囲によく創ったな段ボール製装置。長辺、一端に巨大な竹と竜の首
他端に襖障子。短辺、松の木、対面になんか岩？、宙乗り用のレールとフック。
お話。決して子供達に語ることができない昔話。桃や竹から生まれた子は、長じて
育ての親の老人を家庭内暴力。こんな飯で鬼退治にいけるか、大金持ちと結婚して
楽させてあげる、もっと旨いもの食わせろと悪口雑言（ちゃぶ台をひっくり返す）。
決して覗かないでくださいと、身を削って働く、ばあさん(鶴野恩返しなシルエット)
本当に悪いのは命をすり減らすと知っていて、黙認してきたじいさんじゃないのかと
的を射た責め台詞。じいさんへの悪事はゆるさんと牛若松見参、しかし鴉の群れに
襲われてあえなく退却。正体を見られたばあさんは、子供達に恨みを抱きながら
家をでていく。酷い仕打ちをする、桃太郎とかぐや姫。実は怪しい、善悪二重性を
抱えた男に操られていた（というシルエット芝居）
桃太郎は筋トレに、かぐや姫は男あさり（お客に仕込んだ金塊をもらって歓喜。
もってない客は殺す。ノリの良い客は断末魔芝居）
桃太郎はじいさんに浜辺で虐められていた亀を助けることを頼み。（お客でよってた
かって、ウレタンの剣で亀の甲羅をぽかぽか。罵詈雑言台詞をお客に言わせ。
牛若丸登場も即撃沈。）
助けられた亀は、大衆遊女居酒屋・竜宮城のマネージャー。一名様ご案内〜。
竜宮城へ（お客の前で踊りまくり。歓待されるじいさんへホステス役のお客は
ご馳走・マシュマロを詰め込み）。しかしそこはぼったくりバー。亀、実は河童の
マネージャーに、桃太郎のつけ・修行と偽って遊興三昧、まで払うように迫られ
（払えないと判ると、じいさんはお客な店員にぽかぽか）。帰される前に、決して
開けてはいけない、ということは開けろということだという箱を渡され。中は請求書
でじいさんとほほ。悪行にかまけている間に、ホステス羽衣の天女は羽衣を盗まれて
しまう。やられてばかりではいられない、すべては桃太郎、かぐや姫が悪いのだと、
復讐に燃えるじいさん。そして、羽衣は盗んだ金太郎に復讐を誓う。
桃太郎は、愛欲の奴隷・赤鬼と出会う。相当の悪。ここで真実の告白、桃太郎は
じいさんに謝罪する。しかし、じいさんの鬼の形相、刀をみて心変わり、追いだして
しまう（牛若丸が登場して、轟沈）
じいさんは再び復讐に燃え、桃太郎に棄てられた赤鬼ととも、復讐のため、鬼の特訓
を始める（恒例の浜辺を走ったり、人騒がせな修行映像）
復讐のじいさんと鬼は鍛え抜き、復讐するという純粋な思いが高まり、かつての悪人
ではなくなってしまう。善悪二重性を抱えた男は桃太郎、かぐや姫の悪しき活躍を
賞賛。
復讐に燃えるじいさん、月に返してやるよと、かぐや姫に迫り（味方のはずの男ども
なお客から裏切りの台詞浴びるかぐや姫）ここで牛若丸が助けに来るが、うちでの
小槌の使い方を誤り、一寸法師になってしまい、あっさり赤鬼に握りつぶされて
しまう。
歌いながら、桃太郎見参。一つ、二つと桃太郎侍のりで、裏切った赤鬼を退治。
人質のかぐや姫はどうなってもいいよと、冷たい桃太郎。桃太郎とかぐや姫の真実の
告白。桃太郎でなく、花咲じいさんの息子、かぐや姫ではなく、こぶとりじいさんの
娘。じいさんはなんで復讐されるかわからない、というのも2人が長屋の家・復讐
する相手を勘違いしていたから（なんだかよくわからないねこ）。
じいさんは勘違いならと許す発言。しかし、ばあさんは復讐の鬼となり、雪女として
還ってくる（裏ステージのお客が紙吹雪）。死んだ方がいいと思うほどの苦しみを
与えてやる、常に半殺し！！。謝罪する一同に激怒する雪女なばあさん。かぐや姫は
半殺しは勘弁、月に返してしまう（ユニッククレーンでテント天井外へ吊り上げ）。
ばあさんを殺らなければ、じいさんが殺されてしまうと、桃太郎は親孝行するなら
今と対峙。あっさり倒されてしまい、空しいってこのことねとばあさん。もう一人
復讐鬼がいたわねと、羽衣天女はろくろっくびになって激昂、あっさりやられる
（首が幕間から上下）。
じいさんとばあさんの決戦。じいさんを空中殺法（ばあさんは宙乗りでじいさんに
アタック）で倒されてしまう。呪縛がとけたばあさんは、じいさんを抱いて哀しみ。
彼らを操っていた怪しい男が現れ、これで終わりかと残念顔。突然龍が現れ、飲み
込まれてしまう（でかい龍装置が倒れてきて、飲み込まれの体）男の中の善が勝った
のだ（かな）。
参加型演劇趣向がいつもながら楽しいねこ。ウレタン棒で打擲、台詞カードで芝居、
迫る役者と舞台装置に戦々恐々とか。子供半数の客席今回には大受け(反動で疲れて
寝る、集中できなくなる子あり）。常連の中、通りすがり新参親子客の反応が新鮮な
おまけつき(「金出しな！」タイトルで子供連れて一見とは冒険家、偉い。以前から
公園内テントが気になってたご近所の方とか。気に入った模様)。裏公演は、困った
行状の役者達をみせて楽しませ、お客参加も紙吹雪とか数カ所あった模様。
裏読み日本昔ばなしな物語は、憎しみの連鎖と、波瀾万丈神出鬼没のキャラとエピ
ソードずくし。ブラックで痛ましいけど、熱血マンガパロ演出で賑わし、楽しくみせ。
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