＠下北沢 ザ・スズナリ(2009/12/26-27 4ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全自由 前売・予約 2800円 当日3000円
台詞・演出・音響・照明・美術：山中正哉 音響操作：櫻井拓見
照明操作：出月勝彦 会場：田中真実、中村智弓、渋谷橙
舞台監督：原田優理子、大畑麻衣子、藤田早織
製作・衣装・美術：柳澤明子
出演：
大畑麻衣子：報告書を丹誠込めて作る
山中正哉 ：報告書を待っている
柳澤明子 ：飛行場跡地を見学にきている
藤田早織 ：猫だましに踊る
原田優理子：○○○を待っている
2009/12/26(土)晴 4:07-5:03PM(56)奥側前方 客席超満員(60?人)
客層：20-30才代中心、お友達連れ多め、男女半々。眼鏡率高め。
客入れ：受付開場は開演30分前。ロビーは広くあけて、ベンチ置き。
恒例の舞台客席区分けなし、壁際にウナギの寝床客席。ベンチ1、椅子2列。
中央から奥側中心の芝居なので奧詰めが○。折り込みチラシ少々。パンフ 文庫本
サイズ イラスト入り配役版と、ゆかり話版。物販。なし、かな。
カーテンコール1回。
劇場外空間を得意とする彼らの年一劇場公演。
舞台。素のスズナリ。舞台と客席の区別なく、劇場をそのまま倉庫または通路とし。
中央に階下への上げ蓋。木っ端が周囲。壁際にベンチ、上にケットル、脇にアラジン
ストーブ、アジアな猫の置物。通常客席のひな壇に「オレンジ20」「緑50」など書か
れた黒箱。
お話。飛行禁止となった世界、とある飛行場跡地。見学人と案内人、報告書を作る人
と受取に来る人、スパイする人と邪魔立てをする人。が往来。後半、おなじみの
さかな人間達も登場。ラストは飛行禁止が噂され、地球に帰れないかもしれない中、
出発を決意する宇宙飛行士と元飛行士の会話。
消失の記憶が残る、懐かしい未来の物語。再開発で消えることが懸念されている、
元アパートの劇場・スズナリの転変を借景。飛行＝想像力と置き換えれば、なおさら
に考え深い舞台となり。そんな危機感は表立たず、劇空間はどこでもあってないこと
の不思議な心地よさを感じさせ。選曲の良さはいつもながら。コンピCDを販売して
ほしいねこ・曲目リストでもいいけど。クールと天然なキャラ達のとんちんかん会話
は、実情はともかく呑気で愉快。原田さんのコート姿がダンディでかっこよし、藤田
さんのダンスめく動きが面白悲しくて○。
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