＠渋谷 シアターコクーン(2010/5/20-23 4ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席7000円 A席6000円 コクーンシート4000円
＠兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 6/5 1ステージ
振付・美術・照明・衣裳：勅使川原三郎 照明技術: 清水裕樹 (HALO)
音響技術：三森啓弘（サウンドマン） 舞台監督：舛田勝敏
宣伝美術：西村恭平(Balloon) 主催：Bunkamura / KARAS
出演：
勅使川原三郎、佐東利穂子
ヴァイオリン：ファニー・クラマジラン
2010/5/22(土)晴 3:05-4:05PM(56)最前列下手 客席ほぼ満員(600人)
客層：30-40才代中心の大人客席。女性過半数。
客入れ：2Fは中央最前のみの1F中心客席。折り込みチラシ少々。パンフ A5 7ページ
挨拶、プロフィール、舞台写真。次回公演。11/26-28 F/T10にて新作＠東京芸術劇場
中ホール 物販。ポスター(小)500円。カーテンコール4回4分。
待望の勅使河原、佐東利穂子デュオ。
舞台。小さな裸電球の列。シンプルな椅子。
構成
・突風のよな轟音＋機械音。2人椅子の上、頭上に裸電球。立位で揺れる佐東、
手払いをする勅使河原。
・椅子に座った足下にスポット、足をこねくり。椅子の上、また下で静止。
・勅使河原、眼に手を当てては払う。足を端着かせる。勅使河原連続で高速動作、
佐東はゆるやかに時折麻痺しながら流れるように。音楽はノイズ混じりのマーラー
シンフォニー。
・クラシカルな流れに乗り、揺れる佐東。とろけそう。勅使河原 空中で泳ぐ、椅子
上に腹這い。
・リズムボックスから刻む音。佐東こちゃこちゃと小刻みな所作、股間に向かって
飲み込まれそうになる。おぼれるような動き
・勅使河原 のけぞり、シルエットを壁に映す。頭やらに手、そして払う仕草。
佐東の動作に鋸困れそうになる勅使河原。
・動物の鳴き声？。佐東麻痺、勅使河原動揺。
・ヴァイオリン奏者が加わり。佐東全身で律動、勅使河原静止。ピチカートで小刻み
にふるえる。2人デュオ、大きな動き。しばし続いて、柔らかにユニゾンと
すれ違い。
・スロー。勅使河原テーブルに手をつく、佐東傍らに寝る、呼吸音。
・佐東、抱きかかえるよな仕草をしては、立ち揺らぎ。勅使河原、佐東にさわろうと
するとするが寸止めで弾かれる。繰り返し。
・佐東、ヴァイオリン奏者の脇、立位でソロ。全身で揺れて流れる。後方に勅使河原
が現れて、長距離デュオ。勅使河原小刻みな動きでヴィオリンにシンクロ。
時折ユニゾンで動いてはほぐれる。腰をつかみ。移動しながら、手を後ろにして
ユニゾン。緊縛しながら歩行。勅使河原、佐東にタッチ寸止め、体をなで回し
ながら首締め。
・床に矩形のスポット。佐東の超高速ソロ。矩形が広がり。勅使河原手を見ながら
横切る。ピチカートの音に合わせてキョロキョロ。
・前後に光の道。裸電球が振り子のように揺れる。その下に横たわる。佐東、腹這い
で顔に明かりを近づける。ヴァイオリン奏者、弦をつま弾く。佐東を見やる
勅使河原。
恋愛のように断ち切れない関係性を、重力のように情緒を交えず確かに描く。
ポージングと動作を交互、それぞれに呼応して転化する展開がいつもと趣違い。
静止やコンタクトの場面があるためかしらん。揺れ明滅する裸電球の演出、牽引する
ヴィオリン演奏の加入が刺激的で○。
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