＠新百合ヶ丘 川崎市アートセンターアルテリオ小劇場(2011/5/1-5/8 7ステージ)
http://kawasaki-ac.jp/
全指定 一般4500円 ユース（27歳以下）3000円 高校生以下2000円
振付・美術・照明・衣装：勅使川原三郎
照明技術：清水裕樹（ハロ） 音響技術：三森啓弘（サウンドマン）
舞台監督：小林裕二
主催：川崎市アートセンター、川崎・しんゆり芸術祭2011実行委員会
企画・制作：NPO法人アートネットワーク・ジャパン、KARAS
後援：「しんゆり・芸術のまちづくり」フォーラム
出演：
勅使川原三郎、佐東利穂子、鰐川枝里、加見理一、高木花文、山本奈々
2011/5/8(日)晴 4:06-5:41PM(1'33)最前列上手 客席9割?(150?人)
客層：20-30才代中心。おじさんちらほら。女性過半数
客入れ：最前Ｅ列。折り込みチラシ少々、終演後に袋入りを希望者へ配布。
折り込みチラシ B5 3ページ。カーテンコール 4回2分。
短期なれど本公演、至近の小劇場空間でというギフトな今回。
舞台。黒一面。光軸を床と壁に横断させてスリットを演出。
構成。バッハの無伴奏ソナタ、抑制されつ周囲に能動的な勅使川ソロ。ついで
佐東ソロ、KARASメンバーのアンサンブル。後半につれ物語めき。抱擁寸止め、
離れて見守りなどポーズ。モブではなにおかに作用され、連なりダイインめいた
動き。床に渚と波を連想させる、スリット光が明滅移動。その中を走り、横たわる
肢体。終盤、穏やかなギターソロ、彼方を見つめるソロ。詳細下記。
ブラボー、そしてありがとうの言葉をかけたいねこ。間断なく繰り広げられる濃密な
純ダンスが圧倒的。テッシー、そして佐東ソロが堪らなく。軸とタメのないシーム
レスで超高速な動きには心酔。テッシー分身？と思われたKARASメンバーの個性萌芽
も楽しめ。
後半は、エモーショナルに魅せ。関係性、物語性を感じる絡み、立ち位置。力の作用
ダイインを思わせる動き、波を連想させるスリットの配置。抽象的な美術とダンスに
重なる災禍のイメージにしゅんとするねこ。終盤のギターソロ、穏やかな音楽と空間
が貴重なものに思えるねこ。
構成覚え書き
・勅使川 下手、中央を向いて起立、沈思黙考。バッハ 無伴奏チェロソナタ。
勅使川ソロ。緊縛された時々。次いで、佐東 かぶりながらリレーソロ。次いで
メンバーがデュオ→ソロを入れ替わり立ち替わり。
・低音 電子音コーラス。座る横たわる、それぞれの有様をみせ。
・床に向かい合う光の桟橋。突端○と□形。ダンサー2人が対峙。メンバーが桟橋間
を跳躍、駆け抜ける。
・車道ノイズ。下手に勅使川、中央の佐東ソロを見つめる。エモーショナルなマイム
電子音コーラス。しばし佇む 再びバッハのソナタ。佐東ソロ。勅使川ソロ
小刻みに足を踏み鳴らす。アンサンブル、１，２，３人がめまぐるしく入れ替わり
激しくロール、時折急停止。間断なく入れ替わり。
・無音。佐東ソロ。勅使川、麻痺な動きをいれて。アンサンブル4人麻痺、ついで
床にダイイン。
・勅使川ソロ。手を上にかかげ。世界に手を延べて対峙するように。
・勅使川の脇を抱き留めるように、佐東は腰に手を回しストップ。アンサンブルが
わなわなとした動きをリレー。
・バッハ 無伴奏。床一面に光のスリット。佐東横たわり、しばし後立ち上がる。
・アンサンブル達、四つん這いで歩行。対角線に累々と並び、伏す。ワルツ。
スリット光を横切り、明滅しながら4人がロール、跳躍。
・四つん這いで歩き、一人の女性が残る。壁を向いて、後ろ向きで体育座り。ギター
ソナタ。床と正面壁に光のスリット。まるで満ち引きする波のように明滅する。
後方壁際に光の道、その上を歩き、下手に歩む。
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