＠新宿 新宿FACE(2010/10/21-28 10ステージ)
http://www.shinjuku-face.com/
全自由 前売5000円当日5500円 当日会場にてドリンク代別途500円要
＠横浜 テアトルフォンテ 9/25 1ステージ
＠京都 京都芸術劇場 春秋座 10/2 1ステージ
＠松本 まつもと市民芸術館 実験劇場 10/11 1ステージ
＠福岡 西鉄ホール 10/15-16 2ステージ
作・演出：川村毅 テーマ曲作曲： 久米大作 美術：加藤ちか 照明：小笠原純
音響：原島正治(囃組) 演出助手・衣裳：小松主税
舞台監督：村田明(クロスオーバー) 舞台写真：宮内勝
宣伝美術・プログラムデザイン：マッチアンドカンパニー
宣伝写真・プログラム写真：川上尚見 製作：平井佳子、ティーファクトリー
新宿公演助成 平成22年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
東京都、公益財団法人セゾン文化財団 平成22年度文化庁芸術祭参加公演
主催：ティーファクトリー
配役：登場順
小林勝也 ：新宿ジャンゴ
笠木誠 ：新宿亀(犬塚明)
伊藤公一 ：隈取り刑事
丸山厚人 ：犬山涼
手塚とおる：闇だまり光
森耕平他 ：警官1
大山法哲 ：警官2
五味伸之 ：岡っ引き
高橋宙無 ：犬村純
中村崇 ：犬川洋
田中康寛 ：犬田ゴン
野々山貴之：犬坂透
有薗芳記 ：猫飼
葉山レイコ：猫目ママ
桜田聖子 ：滝沢
蘭妖子＊ ：暗がりママ
＊五大路子(横浜) 鴨鈴女(京都) 渡辺美佐子(松本、新宿) 古賀今日子(福岡)
銀粉蝶(新宿) 渡辺えり(新宿) 川村毅(新宿)
沖田乱 ：司会者
伊澤勉 ：犬飼健
沖田乱(宮島健)：大宮
広田レオナ：姫川まき
藤谷みき ：犬江アユ
森耕平、小寺悠介、椎谷陽一、大山法哲、芹沢雅也、千賀由紀子、宮崎優里、
萩美香、柳生照美
：カブキ町の人々、ホームレスたち、キャバレーの人々、人間たち、犬たち
2010/10/21(木)曇 7:04-9:50PM(1'13/休12/1'19)中央中段 客席9割(120人)
客層：中高年中心、20歳代女子もぱらぱら。女性過半数。
客入れ：歌舞伎町ど真ん中の元グランドキャバレー。エレベータは三基もあり。
入口でドリンクチケット購入、ソフトドリンクとビールほか。客席はセンターと若干
のサイド。パイプ椅子を千鳥配置6列、カウンター1列、椅子2列。正面のが見易し。
トイレが迷宮で凄し。折り込みチラシそれなり、パンフはPRのみ。
次回公演。5月「豚小屋」＠座高円寺。物販。パンフ B5 800円。挨拶、シリーズ解説
、プロフィール。Tシャツ2000円。戯曲完本 5800円 セット割あり。
カーテンコール1回2分。
1985年第一巻から1991年第四巻から、19年と忘れる位ぶりに最終巻。19って、ねこも
年を取るわけだよ。
舞台。元キャバレーの巨大な穴蔵ホール。新聞紙を貼り付けたアーチを抜けて入場。
雑然と薄汚れた装置。黒い空間に白い小便座が点在。中央の八百屋舞台、奥には巨大
な月など禍々しく出現。
お話。「騒・乱・情・痴・遊・戯・性・愛」の玉を抱き、魔の都・歌舞伎町を跳梁
跋扈する八犬士。気が抜けた風俗街となりはれた今現在の歌舞伎町。やる気があるん
だかないんだかな探偵のもと、謎の女・姫川が囚われた盲導犬の捜索を依頼に来る。
街では、殺された飼い犬の復讐に冷たく燃える闇男、奔放なネコ耳女と野良犬を掠う
保健所の猫飼、乾されたAV男優とホストが出会う。そして人間の目には見えない、
八犬士のリーダー・騒の登場し、剣士達は覚醒する、のだけれども。
濃口ムーディな役者を幕の内弁当とぎっしり詰め合わせ。日替わりメニューなゲスト
がまた怪優ぞろい。今日は妖しくも剽悍とした蘭妖子。黒の怪しい魅力・手塚とおる
変わらない身体能力と猥雑さ・有薗芳記。軽くチープな芝居が胡散臭い・ベテラン
小林勝也。そして、煌びやかな衣裳と熱い芝居、男の色気愛嬌がええ感じな丸山厚人。
役者芝居を存分楽しむねこ。往時と今を行き交いながら熱心な芝居を展開、その一方
で安いギャグの散りばめが肩すかしにとほほ楽しく。昨今の川村毅らしい風刺精神
横溢。あきらめと抗い、怪しさと軽妙さが入り混じった舞台を面白くみるねこ。
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