＠新宿 紀伊國屋ホール(2011/11/26-12/18 ステージ）
http://www.kinokuniya.co.jp/store/hall.html
全指定 8400円 / U30（アンダーサーティー）チケット：\5,000
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 12/22-26 7ステージ
＠横浜 KAAT神奈川芸術劇場 ホール 12/28-31 5ステージ
＠サンシャイン劇場 1/6-9 6ステージ
＠福岡 キャナルシティ劇場 1/15 2ステージ
作・演出：鴻上尚史 美術：松井るみ 音楽：HIROSHI WATANABE
照明：坂本明浩 音響：堀江潤 衣裳：原まさみ ヘアメイク：西川直子
振付：川崎悦子 映像：冨田中理 宣伝美術：鈴木成一 舞台監督：澁谷壽久
演出助手：小林七緒[流山児★事務所] 制作：中山梨紗、池田風見
プロデューサー：三瓶雅史 企画・製作：サードステージ
出演：
筧利夫
長野里美
小須田康人
山下裕子
筒井真理子
高橋一生
大高洋夫
荻野貴継
小沢道成
三上陽永
ほか、映像出演など。
2011/11/28(月)晴 7:05-9:05PM(1'57)最前方中央 客席満員(410人)
客層：30-40歳代と女子、大人中止に幅広く。女性過半数。
客入れ：ロビーは花のジャングル。筒井さんへの最多。痩せた(やつれた？)鴻上氏が
開演前終演後とも常駐。折り込みパンフなし、いつもの「ごあいさつ」1枚。
物販は3人3方で販売。パンフ B5 1000円。役者インタビュー、上演履歴、対談。
復刻版 私家版第三舞台 2000円、Ｔシャツ2500円、ウィンドブレーカ3500円
ボトル1200円、名台詞トランプ1000円、USBメモり1000円、せんべい 500円。
と、グッズてんこ盛り。せんべい売っちゃって、楽日のありがたみが…。
あと、本公演DVD6000円、私家版の続編2100円の予約受付。
補助椅子なし。最前列中央が1席空席って、気になるねこ。
カーテンコール3分3回＋大高さんからもう帰ろうよ2回。
90年代を代表する劇団の最終公演。
舞台。背景映像、ＣＧとかスクリーン結構使い。花や墓石の幾何学オブジェ置き、
すっきりシンプル。
お話。とあるブログ掲載のＳＦ小説を物語り。地球連邦の支配下にある辺境惑星では
駐留する軍人の自殺率が異常な高さを示していた。原因を解明しようと地球から
科学者がやってくる。一方、惑星の共同墓地の管理者は地球人である自分がその惑星
やってきた記憶を失っていて。
私たちに寄り添い、今を物語る鴻上尚史。その鋭さと優しさは変わらずのお帰り
なさい、また会えたね公演。記憶の中にいきる人を巡る、青春の後悔と痛み、
喪失感を、危機的な社会、環境情勢と重ねて描き。死んだ人のブログはどうなるの、
残された想いの行方は？の問いかけが冒頭。解散後第三舞台はどう観客の中で
生きていくの、自身ＨＰのことも想われて感慨ひとしおねこ。
シリアスさの狭間にぽんぽんとギャグが飛び交い。照れ隠しぶりが80年代してて
珍しい。アンサンブルの良さはさすが、ブランクをまったく感じさせず。役者ごとの
持ちキャラいじりとアトラクショは見続けたファンにはことのほかサービス。
変わらずブライテストな長野さん、憑き物が落ちたように軽やかな筒井さんが印象。
おじさんおばさんの中、高橋君の柔らかな若さが光り、後半涙を誘いもして、
彼がいてよかったと思うねこ。
[月間一覧］