@高円寺 座・高円寺1(2012/4/18-22 7ステージ)
http://za-koenji.jp/home/index.php
全指定 4800円 学生割引3500円
@京都芸術劇場 春秋座 舞台上 4/28 2ステージ
作:ピエル・パオロ・パゾリーニ 翻訳:石川若枝 構成・演出:川村毅
衣裳・美粧:宇野亜喜良 照明:奥田賢太(colore) 音響:原島正治
映像:今西祥太 演出助手:小松主税 舞台監督:小笠原幹夫(劇工房 双真)
後援:杉並区 提携:座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク
出演:
手塚とおる :父親
谷部央年[俳優座]:息子、息子の亡霊
大沼百合子 :母親
真那胡敬二 :神父
河合杏南 :少女
蘭妖子 :除霊術師、アポロン
柊アリス :天使
中村崇 :乞食、オイディプスの影、ライオスの家来、警察署長
笠木誠 :ソフォクレスの影
2012/04/19(木)晴 7:05-8:44PM(1'38)前方中央 客席4割(100人)
客層:学生から文化人までとりどり。概ね大人客席。男女半々。
客入れ:チラシなし。パンフ B5 3ページ。作品について。役者プロフィール。
第三弾「文体の獣」@10/13-21 テアトルBONBON。物販。関連書籍。
カーテンコール1回1分。
川村毅が演出する、映画監督で知られたパゾリーニ戯曲 第2弾。
舞台。センターに大きく平台。左右前面に舞台を覆うほどの大スクリーン。
下部紗幕から種々イメージをみせ。
お話。前回に続き、ブルジョア家族の苛烈な日常。息子を解明しようとする父親の
心理を描く。
膨大で詩的台詞、劇的な展開はまるでギリシャ悲劇。自分の分身、また社会として
愛しながら恐れる父親の鬱屈した葛藤を連綿。社会が歴史と戦争に及ぶ引用や、
映像を添えて拡張。哀しくも優しく、醒めてみつめる視線が沁みるねこ。
難しい本だけど、演出はクール、そして案配良く派手やか。宇野亜喜良さんらしい、
すっきりと美しい衣裳と美術は、ビジュアルだけでも楽しめるものとし。柊アリス
さんは輪舞、宙乗までして、ほよよねこ。
役者。父親役・手塚さんの台詞と役柄が一体となった演技が凄し。個性的な共演者
の癖のあるありさまが楽しいねこ。
[月間一覧]