＠成城学園前 成城ホール(2012/5/7-9 3ステージ)
http://seijohall.jp/
全指定 前売3500円
2012/5/8(火)曇 7:05-9:03PM(内訳下記) 後方上手 客席満員(300人)
客層：中年中心、男性過半数。
客入れ：当日券の掲示なし。パンフなし。物販。手ぬぐいほかグッズ沢山。
新グッズ 杉うちわ500円。売上金は災害義捐金とするとか。仲入りでいつもの
揚げ餅はなく、代わりドリンク充実。
ご挨拶（小春、昇太改め昇吾） 3分
「品川心中」 枕2分＋噺54分
仲入り13分
「宿屋の敵討」枕38分＋噺31分
ご挨拶（こはる、春太改め春吾）
2つ目になる挨拶。いろいろなことがありましたけど（前回取りやめになった報告が
団春からあったので、客席から苦笑）ようやく。言葉にもならない。6/1に襲名記念
落語会開催する。どんでん返しがあるのでは！？と、どきどき（こはる）している
にまた苦笑。昨日は一席ずつ語ったが、師匠が長講をやって終演が遅くなったので、
挨拶だけに変更になったとか。
「品川心中」 枕2分（6分かな）＋噺54分
枕。時候挨拶。クチナシとキンモクセイが好き、の花の名前がでてこない。
花がキレイ切れと思えるのは死に近づいているせいか（苦笑）。色事は男女の数だけ
ある。年をとれば容色は衰える。
お話。住み替え（衣変え）の費用もままならない、ベテラン女郎。かつて売れっ子の
矜持転じて死ぬ覚悟、それも心中。相手は最後の頼みの綱は人がいいだけが取り柄の
貸本屋を営む金蔵。この男のねじがはずれたポジティブぶりがまた異常なほどで。
軽すぎる心中への道、バカすぎる客と現金すぎる遊女にケラ笑いねこ。そんな前半
から終盤、親分と仲間たちのスラップスティックな騒動まで、ダブルで楽しむねこ。
口跡よく、いい感じに芝居めき、緩急を心得た語り口が◎。
仲入り13分
「宿屋の敵討」枕38分＋噺31分
枕。というか春の二大体験を語る漫談。西国のツアーと、さだまさしの誕生会
イベントでさいたまスーパーアリーナ・1.5万人を前に司会をしたこと。
経緯と当日の経緯報告。さだがいつものと違うことをしたいと、コンサートなのに
落語家団春の双肩にかかっているという。「おいおい」の連絡が全然こなくて、
総合司会の大役が突然オファー。断ると志の輔に頼むというので即決。
いきなり出囃子がかかって登場、広くて2分走った。すごいゲストとぞろぞろと
列挙して紹介。小林幸子には、今はちょっと「おいおい」というと受けた。
日帰りの遠方客のため、時間厳守を申し渡されたが、1時間45分押し。
プロデューサーは、お前がさだと話を合わせたせいと言われ、後半は目を合わせず
司会しろと指示。さだまさしは獣か。団春は秀才と持ち上げるが、さだは天才らしい。
結局、7時終演が9時半。1.5万人の前でも立っていれば平気、落語のように座ると
糾弾になってします。
後半は、志の輔壊れる歌島編、三人でさだまさしの島で遊んだ話。隠れキリシタンの
島々の歴史に志の輔はまる。いたせりつくせりの「大名釣り」での志の輔のありさま
がどう面白かったか。思ったことを全部いっていたと、本人のまねをしながら語り。
しかし、さだ、志の輔、売れている二人は一日で充電して満ち足りてしまう、
自分はとてもできないという話。ここで場内時計（8：51PM）を見て、こんな短く
できるんだという噺をこれからやります。志の輔壊れる中州編もあるとか。
お話。お調子者ぞろいでなにかと盛り上がる宿屋隣室、安眠でできない侍は苦情を
いうと、恐れをなして一時は静かになったのだが。
枕で終わるかと思ったほどで、さすが？アナザーワールドな意外さ（長さ）。
早口語りもつぼを心得て、バカな町人連中と、迷惑を被る渋面の侍の対比を繰り
返して、愉快千万。げんちゃんとかバカ町人の顔芸がもっとできれば、いうことない
のになあと思うねこ。
[月間一覧］