＠横浜 STスポット(2012/8/17-19 8ステージ)
http://www.stspot.jp/
全自由 一般2500円 学生2000円 当日3000円
原作・演出：岡田利規 舞台監督：鈴木康郎 照明：大平智己 音響：牛川紀政
宣伝美術：岡本健＋ イラスト：DJぷりぷり(イラストレーター浅草橋天才算数塾）
衣装：青柳いづみ 主催：チェルフィッチュ、NPO法人STスポット横浜
共催：横浜市 助成：公益財団法人アサヒビール芸術文化財団 企画・制作：precog
協力：急な坂スタジオ
出演：
佐々木幸子[野鳩]
2012/08/18(土)晴 8:03-8:44PM(40）前方中央 客席満席(50人)
客層：20-30歳代中心、男性過半数、ほとんど単独客。
客入れ：開場は開演定時15分前。劇場近くのドトールが7時半閉店とかなので、
最終回は早く着くと暇つぶしに一孝要し。番号順に呼び出し、開場時30人ほど。
桟敷2、ベンチ4列。荷物預かり積極的。座る場面はないのでどこでもいいかも。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。挨拶、プロフィール、予定。
物販。過去公演DVD。 カーテンコール2回。
短編小説の舞台上演。初の一人芝居？。パンフ挨拶には演劇のテキストにすることは
考えていなかった…、力ある俳優を用いることはテキストからの自由を演出家に
もたらす…、出演者発案の企画… など記述。
舞台。CDラジカセが下手に１、ほか装置なし。衣装はちょっとたっぷりめな、赤い
ワンピドレス、髪に花飾り。
お話。死んでしまった女優が語る、培った演技スタイル、事の顛末。後半は挫折した
青年芸術家との辛口対話。
私が考える演劇、芸術表現を声に出して動いて公開するパフォーマンス。殺された
女優が登場するけど、「死」がどうこうとかなく、軽妙でお気楽気分でみられ。
女優が演技について考えるあれこれを連綿。原作テキストでは現れない、ノイズな
小道具や仕草を併走。「パフォーマンス成否の基準」のくだり。ねこな要約：いい
パフォーマンスとは言葉を言う、動いて見せたことのそれ自体でなく、効果（空間の
変化等）を問題にできる、観客に渡すことができる。の解説付きデモンストレー
ションになってて、面白し。
後半は芸術と一般に及び。芸術は何の役にも立たないこと、そのもっている力を
信じられるかどうか。信じていない上に勘違いしてる挫折青年。皮肉まじりの問答に
苦笑ねこ。佐々木さんはくっきり、いつも以上に地味も堂々たる演技。時折ギャップを
見せてご愛嬌。
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