＠高円寺 座・高円寺1(2012/10/17-28 14ステージ)
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全指定 4500円(税込) ミナクルステージ初日3000円 学生3000円
作・演出：横内謙介 美術：金井勇一郎 技術監督：大竹義雄（プランニングアート）
大道具：金井大道具 照明：塚本悟（ASG） 音響：青木タクヘイ（ステージオフィス）
衣裳：木鋪ミヤコ、大屋博美（ドルドルドラニ） 演出助手：川名幸宏
舞台監督：大山慎一（大山組） 票券：竹内亜希子（扉座）
制作：赤星明光、田中信也（扉座）
企画・製作：ＮＰＯ法人劇場創造ネットワーク／座・高円寺 後援：杉並区
出演：
六角精児 ：白鳥忠(元やくざ物Ｖシネマ プロデューサー)
岡森諦 ：奥寺剣路(悪役チーム主宰）
有馬自由 ：大野段七(悪役チーム俳優）
累央 ：早見春平(悪役チーム俳優）
新原武 ：橋田闘馬(悪役チーム俳優）
松本亮 ：西とおる(悪役チーム俳優）
鈴木里沙 ：奥寺品子(悪役チーム 制作兼女優 俳優 剣路の娘）
趣里 ：栗崎メイ（研究生）
高橋麻理 ：リツ子(松風組 元女優)
江原由夏 ：トモリン(松風組 元プロレスラー)
高木トモユキ：渡良瀬省三(大河ドラマ主演俳優)
中原三千代：明鏡先生(芸能プロダクション 顧問弁護士)
伴美奈子 ：宮ノ森(芸能プロダクション 社長)
串間保彦 ：研究生シゲル
松原海児 ：研究生タツヤ
野田翔太 ：研究生マサオ
松原海児 ：黒い男
伴美奈子 ：さざれ石
2012/10/25(木)晴 7:02-9:12PM(2'08)後方上手 客席9割(200人)
客層：大人中心に幅広く。男女半々。
客入れ：ロビーでワインなど販売。通常客席。最後尾に空席。折り込みチラシなし。
パンフ A3変形 三つ折りオールカラー 趣里さんインタビュー。横内・六角対談。
顔写真つき相関図。物販。台本1500円。 カーテンコール2回2分。
久々にみる扉座公演。なんか変わってなくて安心したねこ。端敵とは脇役の悪者を
いうとか。小悪党ですね。
舞台。昭和っぽいややデコった壁内装のラウンジ。元店舗空間らしい。正面に
カーテンが引かれた窓と事務所へのドア。全体入口は下手側。椅子とか長机とか
稽古場の設定。
お話。悪役ばかりに嫌気がさした俳優達が逆転劇を企画。主宰の友人という、元
Ｖシネマプロデューサーが助言をと呼ばれて、鋭い指摘。悪を演じなければ、積み
上げたものはどうこうと。すっかり惚れ込まれ、制作まで任せ、準備金500万まで
預けてしまう。ところが当人は博打ですってしまい…。
情けないダメ人間をやらせて天下一品の六角精児、この小悪党ぶりがまあ面白い。
善良な劇団員と悪いプロデューサと愛人の駆け引き、ドタバタを描いて波瀾万丈。
ピカレスクとみても、人情噺とみても楽しめ、さじ加減の巧さはさすが横内演劇。
破たんがないのが物足りなくなるほど、ウェルメイド。役者はゲスト、老若劇団員
とも、ベテランはそういう、若手は若手なりに演じて嵌まり。顧問弁護士役の中原
さんが怪しい女傑ぶりで目を惹き。軽妙に古株幽霊を演じた伴美奈子が旨く面白い
ねこ。
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