＠池袋 東京芸術劇場シアターイースト(2012/12/12-28 20ステージ)
http://www.geigeki.jp/
全指定 前売 一般5000円 65歳以上3500円 25歳以下3000円 高校生割引1000円
＠松本 まつもと市民芸術館 小ホール 1/13-14
＠仙台 えずこホール（仙南芸術文化センター）1/20
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 1/26-27
脚本・構想：マリー・ブラッサール、ロベール・ルパージュ 演出：吹越
満
翻訳：松岡和子 映像：ムーチョ村松 演出助手：岩谷健司、富所浩一、手代木梓
照明：佐藤啓 音響：眞澤則子 衣裳：Die-co★ 音楽：鈴木羊 CG：石田肇
美術：吹越満、トーキョースタイル 舞台監督：瀬崎将考
宣伝美術：手島領、大城亮太 制作進行：三五さやか、花澤理恵
プロデューサー：高萩宏 主催：東京芸術劇場（公益財団法人東京都歴史文化財団）、
東京都／東京文化発信プロジェクト室（公益財団法人東京都歴史文化財団）
助成：財団法人地域創造 後援：カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所
出演：
森山開次：フランソワ・トランプレイ
太田 緑：ロランス：ルーシー・シャンパーニュ
吹越 満：ディヴィッド・ホスマン
2012/12/18(火)晴 7:35-9:04PM(1'28)中段中央 客席ほぼ満席(220人)
客層：大人中心、学生〜中高年のファン層、ご近所、評論家。男女半々。
客入れ：ひな壇に椅子4列/通路/8列。後方のがたぶん見易し。
折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。物販なし。カーテンコール2回1分。
吹越ソロアクト スタッフ全面参加のフィジカルシアター。
舞台。プレーンな床と壁2面のシンプル。中央に壁ラック。調度はテーブルと椅子。
イメージを描くのは全面投影の映像やシルエット。
お話。男はインテリ、犯罪捜査に関わる洞察と気遣いにインテリ、女優である女は
惹かれていく。女の隣家に住む男はウェイター、忍従と孤独の日々をドラックと
暴力的な愛欲で紛らわす。交差するはずがない両者だが、ある冤罪事件の記憶から
境界を越えてしまう。
素晴らしい完成度、このまま海外へ輸出できそう。クリエイター吹越満の才知と、
見事なスタッフワークに拍手をしたいねこ。重層するイメージが演劇的でとても
おもしろく、深々と味わえ。ハムレット、骸骨、死、死にたい（体）、近くて遠い
距離感の表現、そして大きな存在「壁」など。マッピングだけでなく、だまし絵の
ようにシルエットの加減でみせたりで粋。
出演者はみな達者。するっと忍び寄る影のようなフキコシの存在感。クールで現実的
な太田緑。傷ましくて胸迫る青春残酷劇を体現する森山開次。
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