＠練馬 練馬文化センター(2013/01/13 1ステージ)
http://www.neribun.or.jp/nerima.html
全指定 S席3800円 A席3000円
小春「家見舞」噺11分
談春「初天神」枕15分＋噺25分
仲入り16分
談春「芝浜」枕9分＋噺 1時間10分
トーク3分
2013/01/13(日)晴 6:30-9:10PM(1'02/休16/1'19)前方下手 客席満員(1400人)
客層：男性6，7割。中年層中心。20-30才代女性結構。
客入れ：2Fとも埋まり。当日券なし。折り込みチラシ数枚、パンフなし。
・家見舞
お話。兄貴分の引っ越し祝いに水瓶をと思うも先立つものがない。屑屋でみつけた
肥溜めをもらいうけ、とんずらしようとするがそうはいかない、しっぺ返しを
食らってしまう。
弟子の中で一番巧いかもな彼女。女伊達と小気味よく語って、晴れやかねこ。
・初天神
枕。21才時、笑天で家見舞を請われて6分半にまとめた。よくやったと言われたが、
6分噺があるのにとチクリ。円楽からコメントもらい、瓶から水の瓶をがよけいと
いわれやってみたら三倍受けた。長くなるよと断って、円楽の狂気について。談志の
繊細な狂気にとは違う、野放図さ。小春は開口一番とはいわない、トッピング。
肥えというのがなんですが。談春の前座は黒い霧をまとっているといわれるが、
志らくのとこの野放図さよりはいいと思う。稽古でできなかったとかで、誰も聞いた
ことがに初天神になるかも。
お話。こましゃくれた子供をつれて初詣、案の定おねだりで困らせるが、親もさる
もので。
子供に困らされた父親が参道から横道に入ったりする意外な展開。細部も変調して
あるけど、よけいなこという子供と子供じみちゃう親の関係はしっかり。
・芝浜
枕。談志ファンにはなじみのホール。実家が近いこともあった。デリハルは思いでの
場所巡りでもある。芝浜は暮れにやると比べられるのでと、かなかなか噺に入らない
入れない談春。普通はいきなりやる。自分が登場人物になればいい。それは演じて
いるといわないと言われるが、そういう人は僕の会にはこない。
今日は男性客が多い。家で芝浜は聞けないという訳がある。入っちゃえばいいが、
客として自分にもどる。だから、えいやとしないと入れない。始まればなんてこと
ないのだが（頑張れと声かけあり） さっくり入って面食らっている客席へ、
ここで笑うんだろうと小言。
お話。飲んだくれの亭主が拾った50両を夢と偽り、立ち直らせた妻。夫婦愛の物語。
亭主も粘るが、かみさんがなかなか割り切れず、かなりの長講となり。談志口調の
取り立てはやらない。こういう亭主は変わらない、根っこはいっしょ。ただ、
仕事をしないことより、借金取りが怖かっただけなど、思うところ添えつつ。
夫婦の絆を描くために子供を出したりとか、付け加えはせず。ベースの物語を
じっくり会話劇で語りつくした感。万雷の拍手をうけたけど、談志より巧いと
自覚した稽古ほどには、全然できなかったとか。
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