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 ティーファクトリー ピエル・パオロ・パゾリーニ最終章「カルデロン」

 @高円寺 座・高円寺1(2013/4/17-22 6ステージ)
 http://za-koenji.jp/home/index.php
 全席指定 4800円 ピュラデスとのセット券7000円

 作:ピエル・パオロ・パゾリーニ 訳:田之倉稔 構成・演出:川村毅
 衣裳・美粧:宇野亜喜良 照明:奥田賢太(colore) 音響:原島正治 映像:今西祥太
 翻訳協力:ロレータ・グアーリオ 演出助手:小松主税
 舞台監督:小笠原幹夫(劇工房 双真)制作:ティーファクトリー(平井佳子)
 主催:ティーファクトリー 提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
 後援:杉並区
 出演:
 若松武史 :国王バシリオ、バシリオ
 河合杏南 :ロサウラ
 笠木誠  :セヒスムンド
 大沼百合子:エストレーリャ、カルメン、アゴステーナ
 谷部央年[俳優座] :召使の男、パブロ エンリーケ
 村 崇  :マヌエル、友人、レウコス
 柊アリス :天使
 蘭 妖子 :アストレア、修道女、カルロス、メライノス
 新橋耐子[文学座] :ルーペ、女王ルーペ、神父
 Alessio Silverstrin :Speaker

 2013/04/18(水)晴 7:05-8:50PM(1'45)後方上手 客席8割(100人)
 客層:20歳代とおじさん、おばさん。男性過半数。
 客入れ:B列最前、4ブロックの中央2ブロック使用。折り込みチラシなし。
 パンフ A4 3ページ。挨拶、配役、プロフィール。次回公演。来年3月「荒野のリア」
 @吉祥寺シアター 出演:麿赤兒、手塚とおる 3月「神なき国の騎士」@世田谷
 パブリックシアター 出演・演出:野村萬斎 物販。台本?。関連書籍。
 宇野亜喜良デザイン ネコエコバック予約。 カーテンコール1回1分。

 パゾリーニ全集に納められた6本の戯曲上演最終。今作品とリーディング形式での
 「ピュラデス」。

 舞台。白い壁が3面。多面スクリーンとなり。ベラスケス「ラス・メニーナス」や
 高橋由一「鮭」らイメージ、戯曲テキスト、ライブ映像を投影。
 お話。醒めてはまた夢を見る若い女性ロサウラを巡る幻想譚。スペインの凋落、
 革命ら権力の移り変わり。ブルジョワジーの功罪。虐げられる労働者の抗いと
 無力さ。

 不安に襲われ屈託した心理を、曲者俳優と多彩なシーンの連なり、重なりで現し。
 ベラスケス「ラス・メニーナス」からのシーンがそこここ。読み解きでもあるの
 かしらん。 権力が移り変わっても変わらない過酷な、血なまぐさい現実が見て
 取れたねこ。演劇そのものも旧弊、しかしこれでしかないというこだわりもまた
 よく感じられ。
 

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