＠荻窪 KARAS APPARATUS／B2ホール(2014/4/7,9,11-13 5ステージ)
全自由 予約2000円 当日2200円
出演：佐東利穂子
2014/4/7(月)晴 4:13-5:20PM(57/10)中段中央 客席4割(16人?)
客層：大人客席、女性過半数。
客入れ：折り込みチラシ数枚。パンフなし。開場定時5分前。5:10終演後、
カーテンコール2回2分。トーク8分。
アトリエ公演新作。香水になりきることをテーマに佐東利穂子が単身ダンス。
構成。水中音。壁に淡く紅色、床に光の道。溶明、漂い歩む、しだい手足の動き。
おおきく屈曲／延び、静止。逆光に浮かぶシルエット。
バイオリン曲に低音ノイズ。抗うようにして振り払い、漂い、時折震え。繰り返し。
無音。Tに手を横にした後崩れ、揺らぎ、前屈み大きく泳ぐように。しだい高速。
冒頭の水音、低音。両腕をこねくり、絡め、全身をくねり。重心を低く／立って
延びしながらフルスロットル。
静寂、水音。ゆっくりと上から下に肢体を落とし、床面。抗うように震え。重心低く、
腰を落とし、足を前後にして。
シャンソン♪。後方に向かい、ゆっくりと前向き。朧に浮かび、手を上にあげ、広げ。
後ろ向きでまら漂う。再び水中音。紅い壁を背に、前面の光の道を歩む。
無音、水音。明かりは色彩を失い、朧へと。手を上げ、ゆるやかに後退。大きく
延びて身を落とす。水音。
暗転直ぐに牧神の午後への前奏曲♪。床に突っ伏し、上方、水面を見上げるよう。
明かりが降り。 立って影も踊る。手で目を覆い、口元へ。
物語、劇的要素の雑味なく、蒸留された純ダンス。身体と動きだけを見せ、魅了。
超低速の流体動作というか、連綿とシームレスで繋ぎ。なんかもう陶然として眺める
ねこ。次回の展開が楽しみねこ。
トーク 9:00-9:07PM(7)
勅使川原 香水を題材。そのもの個の素材。メタファー、物語を無くして純粋にそれ
だけになる。まあ面白かった（微笑）。音楽もダンスもいろいろ。全く違う、体だけ
で音楽も極力使わず、どっぷり浸かる。最後は牧神の午後への前奏曲。いろいろ踊ら
れてきた曲。佐東は芸術と現在の身体性の出会いがあったと思う。
佐東 勅使河原が3月まで留守で久々のソロ。
勅使河原 踊った後すぐ語るのは無理がある。しかしあえて語ってもらう。ダンサー
は失語症になってはいけない。ダンスに言葉は大切。稽古場では言葉で誘う。
今のダンスは嘘がなく、間違いもなかったと思う。
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