＠荻窪 カラス・アパラタス / B2ホール(2015/5/25-6/1 8ステージ)
http://www.st-karas.com/karas_apparatus/
全自由 一般 予約2000円 当日2500円 学生1500円 (予約・当日共)
出演：勅使川原三郎
2015/5/26(火)晴 8:05-9:06PM(60)後方上手 客席8割(17人）
客層：20-30才代と中年層。女性過半数。
客入れ：ベンチ3列。折り込みチラシ数枚。パンフなし。カーテンコール3回1分。
終演後、後勅使川原さんトーク9分。
舞台。中空に木の枝のような荒いネット。
構成。・しゃべくり音。矩形スポットに立つ。圧されたように傾ぐ。超スローで
手振り。手前のネットが浮かぶ。・ピアノ、バイオリン不協和音。更に歪む。
とじこめられる泳ぐように。手を交差、くぐるように。
・後方に茫洋と雲。ヴォーカル曲。うずくまり手を後方に延ばし。光が刺す。
・ヴァイオリン不協和音。大きく泳ぐように。左右に揺らぎ、腕を前後に重心を
低く、広がり。足を延ばし。後方へ、延びてくねって闇に溶ける。音楽は続くが
茫洋として姿は見えず。
・前方、矩形のスポットに立つ。屈託して、激しくくねり。繰り返し。
・タンゴ（かな）。次第ほどけていく。
凍りほどけてループして、深層心理ダンス。ただ漂うでなく、自発する意志が端々に
現れて、目を惹き。空間に映し、観る者を包み込みような濃口ダンスを堪能するねこ。
トーク
・日常では使うことがない言葉のタイトル。説明ははばかられる。抽象的なことと、
ハッキリしたものが同時にある、不可解なことをやりたかった。ペレアスとメリ
ザンドも日常的でないところを描いた。仕草を表現したのではなく、言いもいわれ
もしない余韻、奏でられていない音楽が聞こえるかも。こういう踊りをすると
思ってはいない。確定されていない、名づけられないものが僕のダンスの発端。
ダンスにしか出来ないことのため、修練を重ねて、ダンスを考えて、体が求めて
構築したものを更にもとめて。いつ始まったのか、いつ終わるのかわからない
もの。ケーキのようにばら売りするものではないものを楽しんでもらえたら。
・告知。
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