＠新宿 紀伊國屋ホール(2015/11/3-10 8ステージ)
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/hall.html
全指定 一般前売5000円 当日5500円 U-25 2500円 シニア4500円
全国ツアー 沖縄、新潟、岐阜、兵庫、神奈川、宮﨑、熊本、北海道 11ステージ
作・演出：水谷龍二 美術：中川香純 照明：五十嵐正夫 音響：原島正治
衣装：樋口藍 舞台監督：高橋邦智 宣伝美術：中塚健仁
宣伝ヘアメイク：鈴木將夫、土屋裕子、渡邉文 宣伝写真：塩谷安弘
プロデューサー：岡田潔 企画制作：トム・プロジェクト
出演：
木の実ナナ：スエ子（新米占い師。栄五郎の店常連）
宇梶剛士[劇団PATHOS PACK]：栄五郎（ちゃんこ屋大王亭主）
真山章志：大阪から単身赴任（店常連）
李丹 ：チャイナスナックのママ(店常連）
カゴシマジロー[トラッシュマスターズ]：スエ子を尋ねてきたサラリーマン
大鶴美仁音：その娘
2015/11/5(木）晴 7:02ｰ8:51PM(1'48）最前方 ほぼ満員？（400人）
客層：大人客席、中高年最多に幅広く。女性7割。
客入れ：折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。配役表はなし。物販なし。
カーテンコール2回1分。
水谷龍二新作。
舞台。リアルな小料理屋。阿佐ヶ谷駅近くのちゃんこ屋設定。上手に入口引き戸と
一段高い小座敷。壁に相撲関係カレンダー、番付。下手手前にテーブル１、
奥にカウンター。
お話。10両止まりでやむなく廃業し、ちゃんこ屋を営む元相撲取り(宇梶）。気を
引かれ合ってる、新米占い師のスエ子。とある日、スエ子を1人の男が尋ねてくる。
占い客ではないようだが。
細やかも切実なそれぞれの人生模様を描く人情劇。言いだせない恋の思い、家族の
確執を中心に、反中ら世界の過去と今の世相を織り交ぜ。生きづらい世に懸命な
愛おしき不器用な人々の姿と結びつきを描き。輝く俳優達。木の実ナナさんはツアー
2日目のアクシデントで骨折、車椅子での出演。幕間に歌も披露。登場には拍手が
沸き。言いだせない、呑み込んだ言葉の潜みも感じさせる存在感は流石。宇梶さんの
優しい眼差しにしみじみ。李丹さん。張りと色香、しなやかで強じんな演技が魅力。
大鶴美仁音の一挙手一投足、軽やかで大胆な身体表現が印象。
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