＠荻窪 カラス・アパラタス／B2ホール(2016/1/16-23 7ステージ)
全自由 一般 予約2500円 当日3000円 学生予約・当日共1500円
初演 シアターＸ 2015年7月 レポート参照
出演：勅使川原三郎、佐東利穂子、鰐川枝里
2016/01/18(月)晴 8:13-9:06PM(51)後方中央 客席9割(21人）
客層：20-30才代からシニア層まで。男女半々。
客入れ：待合室に10人待ち。雛壇に4列。ゆったり座席配置。折り込みチラシ数枚。
カーテンコール2回1分。終演後、勅使河原氏ともトーク13分。
ブルーノ・シュルツ 原作シリーズ 早くも再演。
舞台。素舞台。
構成。・爆音。佐東、コマのように高速ソロ。いれかわり勅使河原、鰐川、
佐東にもどって。
・無音。闇を背景、佐東のシルエットが傾いで立つ。ピアノ協奏曲。テキスト音読。
解けてゆっくりと漂うよう。
・ブルーの明かりに染まる佐東。真後ろに勅使河原、同じ動きを影のように。
・ピアノ協奏曲。2人漂う。昆虫めいた仕草。緊縛、爆音。佐東の高速ソロ。
・ピアノ協奏曲。テキスト、夢想の中の夢想。ブルーの明かり。
・アンバーの明かり。ドヴォルザーク新世界。デュオ。勅使河原ソロ。手を横に広げ
上方に視線、ゆっくりとロール。夢想には現実の…。
・男が現れた。勅使河原、立位。小さく歪む。受け止めるような両手のしぐさ。
サナギに…。小さく歪む。スポットが上半身に当たり、後方で閉じ込められた
ように。前方に佐東、高速ソロ。
・ピアノ協奏曲。ブルーの明かりにシルエット。勅使河原ソロ。詠唱のような音
混じり。宇宙的な広がり。佐東ソロ、閉じ込められたように。勅使河原もスポット
明かりの中に。中ごろ、横たわる佐東、傍らに勅使河原。
初演から構成を変え。後半、青い男の世界がよりクローズアップ。小空間とあって
ダンサーにより焦点、密度濃いダンスを至近で楽しめる幸福感一層。
トーク 9:06-9:19PM(13)
勅使川原三郎、佐東利穂子
・勅使河原。3年前現状に不満があり、それが楽しみでもあるが、駅から佐藤に
電話をして自分達の劇場をもつと伝えた。その翌日、佐藤からここが見つかったと
あり得ないような話ですが。今日のシュルツのテキストにあったが夢の共和国、
夢想の実験室がこの場所だと、シアターＸより一層思える。夢想を形にする、
自画像を描くようにそれはとても楽しいこと。
・佐東 縁があってやりたいことだけでなく、やるべきこと。自分達の思っていた
ことを時代を超えて書いた人がいたことに共感。演じるのではなく、舞台形式と
して…。まだダンスを始める前に、勅使河原がダンスは夢を現実にできるものと
いっていた。そこを目指してやってきた。
・勅使河原 記憶は無くすモノでなく、更新する、共に生きていくもの。青い眼の
男は宇宙と契約するといったが、それを実感できる等。
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