＠国分寺 天使館(2021/02/28 1ステージ)
全自由 前売2500円
2021/02/28(日)晴 7:03-8:13PM(70)正面より 客席超満員(45人)
客層:3世代、20-30才代女性と中年男女中心。女性過半数。
客入れ：開場時10人弱。三方囲み、桟敷1、パイプ椅子1列。立見2人。
折り込みパンフなし。カーテンコール2回。
構成。半裸に黒コートと黒ズボン、マフラー、大きめのサングラス。
ほぼ全編語りをいれ。立体を空に描いて、宮殿、そして身体。中世ヨーロッパの
テンプル騎士団のこと。国家独立、賃金でなく分配契約による新しい経済活動を
進めた団体。総長ジャック・ド・モレーは異端審問を受け、火刑に処せられた。
入団の儀式、異端裁判など血なまぐさい歴史を録音と呼応した発話で語り。
モレーの死の灰は成層圏へ、地上のものは受けるとボロボロに、「生きた灰」は
何をするのか。第2の宇宙、新しい天動説、身体の中のキリストを否定した新しい
地球を公転軌道内創る。モレーとの問答、桜の民は身体と魂が分離せず、一体で
あることが違う。ラテン語と、日本の言葉の呼応性を身体言語、オイリュトミーで
表現。賃金のどれであることを止められないだろうが…、解き放たれて？踊ることは
できると、半裸、サングラスをとり、発話レスでガンガン踊る。と、俺は弱いと
ぽつり、椅子に仰向けになる。何が起こったのか自分でも判らないが、お終いです
客席えー！？(の声と笑い）。カーテンコール。
テンプル騎士団…というより、笠井叡どっぷり漬けのひと夜。発話しながらの
驚異的なキレと瞬発力のダンスが連綿。時折、砕け口調で説明を添える以外は、
講演するダンスで圧倒。終盤近くで純ダンスへ還るのにホッとした心持ちがし。
ラストの弱いと自称したすっぴん？部分もまた。講演の理解はできねど、アナザー
サイドも見られて、充足感高し。
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